SVO to不定詞を使って『してほしい』を英語で表現しよう

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SVO to不定詞を使うシーン

「~してほしい」を英語で表現する際、”Can you …?”を使うことを考えるかもしれません。しかし、これは頼む相手が目の前にいる場合に使います。

例えば、「旦那に庭を掃除してもらいたい」と表現するには、”I want my husband to clean the yard.” と言います。

つまり、そこにいない第三者に対して「誰々に~をしてほしい」と表現する場合は、”I want [人] to [不定詞]” を用います。

想像してみてください。奥さんは旦那に頼みたいことがたくさんあるかもしれません。

例えば、

  • 庭を掃除してもらいたい、
  • 良いものを買ってもらいたい、
  • 愛してると言ってもらいたい、
  • 旅行に連れて行ってもらいたい、
  • 記念日を覚えてもらいたい、

その中でも実際に言えることは、「庭を掃除して」くらいかもしれません。

I want you to…を使うシーン

相手に何かを頼むとき、”Can you…?”と丁寧に頼むのではなく、ほぼ命令形で頼む場合に”I want you to…”を用います。上の例文でも、奥さんの本心は旦那にさまざまな要求があります。つまり、”I want [人] to…”は、その人の要求を直接的に伝える構文なのです。

“I want you to…”がどんな状況で使われるかというと、上司が部下に対しての要望を伝えたり、ビジネスで率直に相手に自分の要求を伝えたいときに用います。

例えば:

  • – リポートを終わらせてくれ → I want you to complete the report.
  • – 時間を守ってくれ → I want you to be on time.
  • – 顧客に電話してくれ → I want you to call the client.
  • – 残業してくれ → I want you to work overtime.

このように、”I want you to…”を使うことで、具体的かつ直接的に自分の要求を伝えることができます。状況に応じて、この表現を適切に使いこなしましょう。

Want 以外の動詞

これまでSVO to不定詞の例文として “want” を使ってきましたが、”want” 以外にもさまざまな動詞が使えます。これらの動詞に共通しているのは、主語が目的語に何かを要求していることです。以下に、どのような動詞があるかを見ていきましょう。

Tell

My mother always tells me to stand up straight.

(母はいつも私に背筋を伸ばしなさいと言う。)

Ask

I asked my friend to pick me up at the airport.

(私は友人に空港まで迎えに来てくれるよう頼んだ。)

Advise

I advised her not to marry him.
(私は彼に結婚しないようアドバイスした。)

Expect

I expect him to buy me a souvenir. 

(お土産を買ってきてくれることを期待している。)

To不定詞の否定

時々、to不定詞が否定される場合があります。その場合、”not to” 不定詞になります。

Tell:

I told him not to say anything.
(私は彼に何も言うなと言った。)

Ask 

I asked him not to turn off the air conditioner.
(私は彼にエアコンを切らないでくれと頼んだ。)

Advise

I advise my students not to cram for tests.
(私は生徒たちに、テストのために詰め込まないようにアドバイスしている。)

これらの動詞を使うことで、さまざまな状況で具体的な要求やアドバイスを表現することができます。使い方を覚えて、日常の英会話で活用しましょう。

まとめ

SVO to不定詞は、要望や要求を率直に伝えるときに用います。動詞 “want” 以外にも、”tell”, “ask”, “advise”, “expect” がよく使われます。また、不定詞が否定される表現にも慣れる必要があります。SVO to不定詞をしっかり学べたかどうか、以下の日本語を瞬時に英語にしてみましょう。

  1. 彼は私にその手紙を読んで欲しいと言った。
  2. 彼女は彼にもっと早く来るように頼んだ。
  3. 私は彼がその計画を変更しないことを期待している。
  4. 先生は私たちに毎日英語を勉強するように助言した。
  5. 彼は私がそのミスを犯さないように言った。

瞬時に英訳できるか挑戦してみてください。SVO to不定詞の使い方が身につけば、英語でのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。がんばってください!

答え

  1. He asked me to read the letter.
  2. She asked him to come earlier.
  3. I expect him not to change the plan.
  4. The teacher advised us to study English every day.
  5. He told me not to make that mistake.
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