英語学習者から「どうしたら英語が話せるようになりますか?」と聞かれることが多いです。
その答えは単純に「話す練習をすること」になります。
しかし、これは英会話レッスンを受講することではありません。
多くの人が英語圏の先生と英語を話す機会を増やせば、英語ができるようになれると思っていますが、これは大きな誤解です。
私は、様々な英会話スクールでネイティブ講師として教えてきましたが、どの英会話スクールも「レッスンを受講すれば話せるようになれます」とレッスンを売っています。
しかし、英会話レッスンを単純に受講して本当に話せるようになれた人はほとんどいません。
私自身も学校を始める前は、生徒が上達していないのをみて、相当悩みました。
そこで気づいたことがあります。
生徒のスピーキングが上達していないのは、「自分が言いたいことの英文が瞬時に思い浮かばない」からだということです。
英会話の先生と話すことは練習ではなく成果発表になり、その前に言いたい事を練習する準備が必要なのです。
「独り言英会話」とは
「言いたい事を練習」するには、独り言英会話が最も効果的だと思います。
つまり、独り言英会話とは自分の言いたい事を考え、書いて、練習する一連の流れを指しています。
まず、自分が何を表現したいかを考えましょう。そのテーマはなんであってもいいのですが、初心者は日常的なことから始めましょう。
例えば、
- What do you enjoy doing? 「何をするのが楽しいですか?」
- What’s your favorite restaurant? 「好きなレストランは何ですか?」
- What prefecture do you like? 「 何県が好きですか?」
話す内容が思い浮かばなければ、私の学校で使っている英会話質問リストを無料でダウンロードができます。↓
テーマが決まったら、何を言いたいかを考えましょう。
その考えを文章化する必要があります。
初心者は日本語で文章を考えてみましょう。長さは50字ぐらいです。その後、自分で英語の文に訳していきましょう。
ここで大切なのは、翻訳機を最初から使わないことです。
翻訳機を使ってしまうと、自分で英文を作る練習になりません。
瞬時に英語の文を構成できるようになるには、自分で英文を作れる力を鍛えなければなりません。
英文を作る3つのポイント
英文を作る上で大切なポイントが3つあります。
- 直訳をしないこと。
- 英単語が思いつかない場合は、日本語をより簡単な表現に変えて英語で表現すること。
- たまに辞書を使い新しい表現を使ってみること。しかし、わからない表現を全部辞書で調べて使うことはしないこと。一つのストーリーで2~3個に留めましょう。
そのポイントを3つ押さえて自分のストーリーを作っていましょう。
☝️まず、日本語でストーリーを考えます。
例:
今日の会社はミーティングラッシュだった。午前中は社内の打ち合わせに出席し、午後からはクライアントとのオンラインミーティングが続いた。ミーティングの合間には、スタバでコーヒーを買って、同僚とちょっとした雑談を楽しんだ。仕事は忙しかったけど、チームワークで乗り切った感じがして、達成感がある1日だった。
☝️3つのポイントを適応し、英文を作る
I had a lot of meetings today. In the morning, I had a meeting about our project and in the afternoon I had an online meeting with our client. Between meeting, we got some coffee at Starbucks. I had a fun conversation with my colleagues over coffee. Although work was busy, we got through it as a team. It was a rewarding day.
- 「ミーティングラッシュ」は和製英語なので、「沢山ミーティングがあった」に置き換える。
- 「社内の打ち合わせ」を英訳できない場合は、「プロジェクトについてのミーティング」= meeting about our project に置き換える。または、辞書で調べると “internal meeting” と出るので、We had an internal meeting と使う。
- 「雑談を楽しんだ」を英訳できない場合は、「会話を楽しんだ」= a fun conversationに置き換える。
- 「乗り切った」という表現は置き換えもできないので辞書で調べると、got through it と出るので、それを使う。
- 「達成感」は「色々できた」と置き換えもできますが、辞書で調べると “rewarding” と出ますので、それを用いる。
このように分からない表現があったら簡単な日本語に置き換えるか、辞書を使って調べましょう。
自分が書いた文章を添削してもらいたい場合は、文章生成AIのChat GPTを使いましょう。
自分が書いた文章をコピー&ペーストをし、「正しい文章に直してください」と頼むだけです。
なぜ直されたか知りたかったら、それもChat GPTを教えてくれます。今まで講師に直してもらわないといけない文章がChat GPTにより無料で気軽にできるようになりました。ぜひ活用してみてください。
独り言英会話の練習
考えた独り言英会話を書いた後には、練習する必要があります。
まず自分の書いた英文を何回か読み上げましょう。
スムーズに読めるようになったら次はマインドマップを作ります。
マインドマップとはストーリーのキーワードを選択して作ります。
そのキーワードを見ることで自分が言いたいことが思い出されます。
そして英文を頭の中で作り直します。
マインドマップの参考
ここが重要なポイントです。
英文を作っただけでは話す力にはまだなっていません。
何回も英文を頭で作り直すことによって英文の瞬発力がつくのです。
1回目より、2回目の方がいい易くなると実感できると思います。
回数を繰り返すうちに口が自然と言葉を出す感覚が身に付いてきます。
これは言語が自動化されている感覚で、英語を流暢に話す感覚を味わえると思います。10回も練習すれば、とても自然に英語が出てくるでしょう。
独り言英会話の30日間チャレンジ!
独り言英会話を30日間チャレンジしてみましょう!
30日間は長くもなく短くもない習慣化の第一ステップです。
この30日間チャレンジすることで、上達のドアが開きます。
上記でダウンロードできるPDFファイルには35個のテーマがあるので、好きなテーマを30個選んでいただき(自分のテーマでも大丈夫です。)、毎日1つストーリーを考え、英文を作り、マインドマップで練習をしましょう。
- この30日間チャレンジをすることで、スピーキング力がアップしたと必ず実感するでしょう。
- 大切なのは、毎日行うことです。
- どうしても時間がない時は、ストーリーが短くても大丈夫なので独り言英会話をしましょう!
- もし可能ならオンライン英会話講師に話を聞いてもらいましょう。
- 毎日のストーリーをスマホの録音し、自分で聞き直しましょう。より客観的に自分の英語が聴こえます。
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まとめ
独り言英会話でスピーキング力を30日間で強化するためには、
- テーマを見つけてストーリーを考える。
- ストーリーを書き出す。
- ストーリーをマインドマップで練習する。
この三つのステップを30日間行うことでスピーキングの上達を必ず実感できます。
実感して頂いたら、それを続けることによってスピーキング力の強化に間違いなくつながっていきます。
ぜひ上記で申し上げたスペシャルオファーを活用していただき、上達を実感していただきたいと思います。Let’s give it a shot!