「はずです」は多様な状況で活用されます。
この表現は、予測、期待、または論理的な結論を伝えるのに非常に有効です。
例えば、
- 結果は明日までに出るはずです。→ “The result should be ready by tomorrow.”
- 今年の冬は去年より寒くなるはずです。→ “This winter is supposed to be colder than last year.”
- 彼はこのビルのどこかにいるはずです。→ “He must be somewhere in this building.”
これらの例文を見ると、「はずです」という日本語表現は英語では ‘should’, ’be supposed to’,そして ‘must’ を使って表現されることが分かります。
この投稿では、「はずです」と「はずではない」「はずがない」の英語での表現方法について説明します。
「はずです」を英語で表現してみよう!
上の文で触れたように「はずです」はshould、be supposed toとmustの三通りで表現することができます。
Shouldの使い方
期待や可能性が高いことを表します。
何か起こることが予測されますが、それが必ずしも事実とは限らない場合に使用されます。
つまり、確信が軽いときに用います。
例文
- He should be at the office by now. (彼はもうオフィスにいるはずです。)
- You should receive the E-mail confirmation soon. (もうすぐでメールでの確認が届くはずです。)
- The homework should be quite challenging. (宿題はかなり難しいはずです。)
- The street should be quite busy this time of day. (この時間の通りはかなり混雑しているはずです。)
shouldの使い方をより詳しく知りたい方はこちらのサイトを参照↓
Be supposed toの使い方
「Be supposed to」は期待される行動や状態、または確定した計画や規則に基づいていることを表します。つまり、shouldより確信が高いです。
例文
- The train is supposed to arrive at 8 PM. (電車は8時に到着するはずです。)
- She was supposed to be here by now. (彼女はここにきているはずでした。)
- She’s supposed to call us when she arrives. (彼女は到着したら私たちに電話するはずです。)
- The meeting is supposed to start at 9:00 am. (会議は9時に始まるはずです。)
be supposed toの使い方をより詳しく知りたい方はこちらのサイトを参照↓
Mustの使い方
Mustはより強い確信を表します。何かがほぼ間違いなく真実である場合に使われます。
例文
- She must be the new manager. (彼女は新しいマナージャーに違いない。)
- They must be out of town, their house is dark. (彼らは町を離れているに違いない、家が暗いです。)
- He must be at work, his car isn’t in the driveway. (彼は仕事に行っているに違いない、彼の車はドライブウェイにない。)
- They must be celebrating, I can hear music. (彼らはお祝いしているに違いない、音楽が聞こえる。)
「はずです」の英語表現を三通り説明しましたが、should と be supposed to はさほど大きな違いがないのでどちらを使っても問題はありません。
しかし、mustは疑いがない確信があるときに用いる言葉なので、他の表現と使い分ける必要があります。
「はずではない」を英語で表現してみよう!
「はずではない」は何かが起こるべきでない、または期待されていない状況を示すときに使います。
例えば、「こんなはずではなかった」や「こんな高いはずではなかった」、「こんな悪いはずではなかった」といった具体的な状況を表現する際に使います。
このような文脈では、 should not と not supposed to が使われます。
Should not
Should not ある状況や行動が望ましくない、または通常予想されないことを示唆します。
例文
- This machine should not be making such a loud noise.(この機械がこんなに大きな音を出すはずがありません。)
- We should not be out of milk already; I just bought some.”(もうミルクがないはずがありません;ちょうど買ったばかりです。)
- It should not be so hot this time of year. (この時期にこんなに暑いはずがない。)
- The price of gas should not be so expensive. (ガソリンの価格がこんなに高いはずがない。)
*should not は、「すべきではない」という意味もあります。You should not eat so much sugar. (そんなに多くの砂糖を食べるべきではありません。)
Not supposed to
Not supposed toは、Should not より期待を裏切られた感情が強く現れる表現です。特に「通常ならこんなはずじゃないのに!」という怒りや後悔を表現するのに適しています。
例文
- It wasn’t supposed to be like that! (そんなことになるはずではなかった!)
- It’s a brand new car! It’s not supposed to break down! (これは新車です。故障するはずではない!)
- I paid a lot of money for it. It’s not supposed to be low quality! (お金いっぱい払ったのに、低品質であるはずがない!)
- The weather reported fine weather today. It was not supposed to rain! (天気予報で晴れと言っていたのに、雨が降るはずではなかった!)
Should not もnot supposed to be は期待とは違った時にネガティヴな感情を表すことが多いです。
私はよく、「こんなはずでなかった!!!」= It’s not supposed to be like that!!!と嘆くことがあります。😂
*not supposed to be も should と同様「すべきではない」という意味もあります。しかし、not supposed toはルール違反、あるいは一般的な慣習に反する行動を指摘する際に使われます。
- You’re not supposed to be using your phone during the movie. (映画中に携帯を使うべきではない。)
- This door is not supposed to be open after hours. (このドアは閉店後に開いているべきでない。)
「はずがない」を英語で表現してみましょう!
「はずではない」と「はずがない」は似ていますが、「はずがない」はまだある事実を受け入れていない状態を表します。日本語だとカジュアルに「はずじゃない」と言われます。
自分が期待してことが、あまりにも違ってその結果をまだ信じられない状態を表現します。
It can’t be.
強い否定の感覚を表し、驚きや疑念の感情を表現します。
例文
- “It can’t be true that he left the company.”(彼が会社を辞めたはずがない。)
- “It can’t be her; she moved to another country.”(彼女のはずがない;彼女は他の国に移住した。)
- It can’t be the right address; let’s check again.”(これが正しい住所のはずがない;もう一度確認しよう。)
- It can’t be true that they are closing our favorite restaurant.”(私たちのお気に入りのレストランが閉店するというのは本当のはずがない。)
It can’t be の後には名詞や形容詞を持ってくる必要があります。少し、長い文を持って来たいときにThere’s now way…という表現を用いましょう。
There’s no way that…
There’s not way (that)…はIt can’t be..と似ています。「はずがない」とも訳せますが、「~が有り得ない」とも訳せます。
しかし、There’s no wayは後ろに文章を持ってくることが可能なので、より情報を加えることができます。
例文
- What?! There’s no way that our child would do such a thing. (え?、あの子がそんなことをするはずがない?!)
- There’s no way the team will lose now; they’ve been training so hard. (チームが今負けるはずがない;彼らはとても懸命にトレーニングしている。)
- There’s no way we missed the turn; I followed the GPS exactly.(私たちが曲がり角を見逃したはずがない;GPSに正確に従っていた。)
- “There’s no way she’s already finished the book; she started reading it last night.”(彼女がもうその本を読み終えているはずがない;昨夜読み始めたばかりだ。)
まとめ
この記事では、日本語の「はずです」、「はずではない」、「はずがない」という言葉を英語でどう表現するかを説明しています。「はずです」は、何かが起こりそうだとか、そうなるべきだと言いたいときに使います。
英語では「should」、「be supposed to」、「must」と表現できます。
「Should」は、そうなる可能性があるときに使います。
「Be supposed to」は、計画やルールに基づいてそうなるべきだというときに使います。「Must」は、もっと強く、そうなることがほぼ確かだと言いたいときに使います。
「はずではない」は、予想外のことや望ましくないことを示すときに使います。英語では「should not」や「not supposed to」と表現します。
「Should not」より「Not supposed to」は、より望ましくない結果の時に用います。
最後に、「はずがない」は、信じられないことや受け入れがたいことを表すときに使います。
「It can’t be」や「There’s no way that…」といった表現で、英語では強く否定することができます。
「It can’t be」は、まったく信じられないときに使います。「There’s no way that…」は、もっと具体的な情報を加えて、そうなることがあり得ないと言いたいときに使います。