ingとed形容詞は、本来分詞という文法の一部です。
分詞と聞くと難しく感じるかもしれませんが、日常の英会話ではこれらの構文を使うことが非常に重要です。
ここでは、難しい説明を省略し、日常会話で必要な分詞構文を3分で説明します。
例えば、”I’m excited” と “I’m exciting” ではどちらが正しいでしょうか?
正解は “I’m excited” です。その理由を理解することが重要です。
ingとed形容詞の違い
これは多くの学習者が間違えがちな表現なので、しっかりと理解しましょう。
- Ingを使う場合は主語の特徴を表します。
- edを使う場合は主語の内面の気持ちを表します。
イメージで捉えると覚えやすいので次のイメージをご覧になって下さい。
例えば
- The book was boring. 本は退屈だった。
- The movie was entertaining. 映画は面白かった。
- He is interesting. 彼は面白い。
- The scenery is amazing. 景色は素晴らしい。
- I was bored. 私は退屈だ。
- I was entertained. 楽しめた。
- I’m interested. 興味がある。
- I’m amazed. 素晴らしいと思った。
他にもこの様なing ed フレーズがあります。
どれも日常英会話でよく使われるものなので、覚えておくと役立ちます:
- Frustrating – Frustrated: (イラつく – いらいらした)
- Boring – Bored: (退屈な – 退屈した)
- Confusing – Confused: (混乱させる – 混乱した)
- Disappointing – Disappointed: (がっかりさせる – がっかりした)
- Exciting – Excited: (エキサイティングな – 興奮した)
- Interesting – Interested: (興味深い – 興味を持った)
- Relaxing – Relaxed: (リラックスさせる – リラックスした)
- Satisfying – Satisfied: (満足させる – 満足した)
- Shocking – Shocked: (ショッキングな – ショックを受けた)
- Surprising – Surprised: (驚くべき – 驚いた)
- Tiring – Tired: (疲れさせる – 疲れた)
- Worrying – Worried: (心配させる – 心配した)
- Depressing – Depressed: (憂鬱な – 憂鬱な気分になった)
- Embarrassing – Embarrassed: (恥ずかしい – 恥ずかしさを感じた)
- Entertaining – Entertained: (楽しませる – 楽しまされた)
- Exhausting – Exhausted: (疲れさせる – 疲弊した)
- Stimulating – Stimulated: (刺激的な – 刺激された)
- Thrilling – Thrilled: (スリリングな – スリルを感じた)
ingとed形容詞の例外言葉
ingとed形容詞の例外についても触れておきましょう。
すべての形容詞がingとedの形を持つわけではなく、中にはed形があるがing形を取らないものがあります。
例えば、以下のようなものです:
- Scared – scary (怖がっている – 怖い )
- Impressed – impressive (すごいと思う – すごい)
これらの単語も頻繁に使われますが、ed形は存在しても、ing形ではなく別の形になっている点に注意しましょう。
ここまでがingとed説明です。3分以内で読めたと思います。
英会話に役立つもう一つの分詞があります。文法的にいうと分詞構文と言います。
日常英会話の分詞構文
日常英会話で分詞構文を簡単に使う方法の一つは、以下のような文です:
- 「I woke up feeling tired.」(疲れを感じて朝起きた。)
この例で「feeling tired」が分詞構文になります。
つまり、「I woke up」という文に「feeling tired」という追加情報を組み合わせることができるのです。
ただし、情報を追加する際には一つの条件があります。それは、本文と追加情報が同時に起こることです。
例えば、「I woke up brushing my teeth.」は「起きた」ことと「歯を磨いた」ことに時間差があるため、これは正しい分詞構文とは言えません。
では、どのような動詞が追加情報として適しているかを考えてみましょう。
例えば、「起きる」と「感じる」は同時に起こり得るため、分詞構文として使えます。
つまり、心の中や頭の中で感じたり思ったりする動詞はいつでも追加情報になります。
例:
- I got on the plane feeling nervous.(私は緊張しながら飛行機に乗り込んだ。)
- I talked to her thinking how beautiful she looks.(彼女の美しさを思いながら、彼女と話をした。)
- I go for a walk wondering what to have for dinner.(夕食に何を食べようか考えながら散歩に出かける。)
- Sometimes I wake up knowing it’s going to be a great day.(時々、素晴らしい一日になることを知っている状態で目覚める。)
- I read Science fiction novels imagining what it’s like to live on other planets.(他の惑星での生活がどのようなものか想像しながら、サイエンスフィクションの小説を読む。)
「Feeling」「thinking」「wondering」「knowing」「imagining」といった動詞は、いつでも追加情報として使えます。これらは英会話で非常に便利な文法ですので、ぜひ次のレッスンで自分の内面の感情を追加情報として取り入れてみましょう。
練習問題
練習問題: 空欄を正しい分詞で完成させましょう
自分の理解を深めるためには、練習が欠かせません。ing形とed形の違いを英会話で自然に使いこなすためには、理解を実際のスキルに変えることが大切です。以下の練習問題に取り組み、声に出して答えてみましょう。わからないところは、答えを確認してください。何度か練習を繰り返すことで、自然と身につき、スキルへと発展していくでしょう。
- The movie was ________. (映画は退屈だった。)
- I was ________ by the news. (私はそのニュースに驚いた。)
- The book was ________. (本は面白かった。)
- She felt ________ after the long journey. (彼女は長旅の後、疲れを感じた。)
- I am ________ in learning new languages. (私は新しい言語を学ぶことに興味がある。)
- The concert was ________. (コンサートは素晴らしかった。)
- He looked ________ after hearing the bad news. (彼は悪い知らせを聞いてショックを受けた様子だった。)
- The class was ________ because of the difficult explanation. (難しい説明のため授業は混乱していた。)
- I was ________ to meet my favorite actor. (私は好きな俳優に会えて興奮していた。)
- The situation is ________. (状況はイライラさせる。)
- I was ________ after finishing all the work. (私はすべての仕事を終えて満足していた。)
- The view from the mountain was ________. (山からの景色は驚くべきものだった。)
- I felt ________ when I didn’t understand the instructions. (指示が理解できなかった時、私は混乱していた。)
- The story was ________, but the ending was ________. (ストーリーは面白かったが、結末はがっかりさせるものだった。)
- She felt ________ when she made a mistake in front of everyone. (彼女はみんなの前でミスをして恥ずかしかった。)
- boring
- surprised
- interesting
- tired
- interested
- amazing
- shocked
- confusing
- excited
- frustrating
- satisfied
- surprising
- confused
- interesting, disappointing
- embarrassed
まとめ
IngとEd形容詞の違いを、難しい文法用語を使わずに説明しました。
また、分詞構文を英会話で使う実用的な方法も紹介しました。
分詞や分詞構文は難しいと思われがちですが、非常に重要な文法ですので、次の英会話でぜひ活用してみてください。
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