「わざわざ」という表現は、日常会話で様々な状況に応じて使われます。
この表現は、特別な努力や時間をかけて何かをすること、または普段とは異なる行動を取ることを強調する際に使用されます。
わざわざを英語で表現するには大きく二通り分かれます。
一つは「わざわざ~に行く」もう一つは「わざわざ~する」です。
この二つの表現法を理解すれば、「わざわざ」はバッチリです。
- 「わざわざ~に行く」 all the way to…
- 「わざわざ~する」 take the trouble to…
わざわざ~に行く」を英語で
All the way は「遠い場所から移動して来る」ことを指しています。
この表現は、単に距離が遠いことを示すだけでなく、その移動に関連する努力やコミットメントを強調するニュアンスも含んでいます。
日本語だと「はるばる」と訳す場合もあります。
例文
- She traveled all the way from Brazil to attend the conference.(彼女はその会議に参加するためにブラジルからわざわざ来た。)
- They drove all the way from Canada to Mexico for their road trip.(彼らはロードトリップのためにカナダからメキシコまで車で来た。)
- Thank you for coming all they way from Australia. 「オーストラリアからはるばる来てくれてありがとう。」
- She sent a package all the way from India.(彼女はインドからわざわざ荷物を送った。)
- They came all the way from Norway to see the Northern Lights in Alaska.(彼らはアラスカのオーロラを見るためにノルウェーからわざわざ来た。)
All the wayのもう一つの意味
ついでにall the wayのもう一つの意味を覚えましょう。
「最初から最後まで」とか「完全に」という意味があります。
例文
- I walked all the way home.(家までずっと歩いた。)
- She biked all the way to the top of the hill.(彼女は丘の頂上までずっと自転車に乗った。)
- He supported me all the way.(彼は最後まで私を支えてくれた。)
- I followed my dream all the way, and now I’m here.」(私は夢を最後まで追い続け、今ここにいる。)
All the way のイメージは凄く汗水流して努力を最初から最後までする人を思い浮かべていただけると良いと思います。
「わざわざ~する」を英語で
「わざわざ~する」はたくさんの表現があります。
その中でも最も使われるフレーズがtake the trouble to と go out of one’s way です。
Take the trouble
troubleは「めんどくさい事」です。
それをtake「自ら取る」ということは「面倒な事を自ら引き受ける」という意味です。
誰かのために特別な努力や時間を費やすことになります。
例文
- She took the trouble to bake a cake for my birthday, which was really thoughtful.」(彼女は私の誕生日のためにケーキを焼く手間をかけてくれたのは本当に思いやりがあった。)
- 「He took the trouble to explain the instructions carefully to the new employees.」(彼は新しい従業員に丁寧に指示を説明する手間をかけた。)
- 「They took the trouble to decorate the room beautifully for the event.」(彼らはイベントのために部屋を美しく飾る手間をかけた。)
- 「My teacher took the trouble to give me extra help after class.」(私の先生は授業後に私に追加の助けを与える手間をかけてくれた。)
Go out of one’s way
Go out of one’s way文字通りには「自分の道を外れる」ことを意味しており、比喩的には、普段の行動やルーチン、責任の範囲を超えて、特別な努力をすることを指します。
これは通常、他人のために何か余分なことをする時や、特定の目的を達成するために手間をかける状況で使われます。
例文
- 「She went out of her way to help the lost tourist find his hotel.」(彼女は迷子になった観光客がホテルを見つけられるよう、わざわざ助けた。)
- 「They went out of their way to organize a surprise party for their friend.」(彼らは友人のためにサプライズパーティーを企画するために、わざわざ手間をかけた。)
- 「My neighbor went out of his way to shovel snow from my driveway.」(私の隣人は私のドライブウェイから雪をかき出すために、わざわざ努力をした。)
- 「The teacher went out of her way to provide extra support to the student who was struggling.」(その教師は苦労している生徒に追加のサポートを提供するために、わざわざ努力をした。)
Take the trouble to と go out of one’s way はどちらもよく使われる表現です。
意味的に同じなのでどちらを使っても問題ありません。大切なのはどちらかを英会話で使う事です。
一つ選んだら自分で文章を作って見ましょう。
まとめ
「わざわざ」という表現は二つに分かれます。
一つは「わざわざ~に行く」もう一つは「わざわざ~する」です。
その二つを区別して使えば問題なく表現できます。
英語学習においては、さまざまなフレーズを学ぶことが重要ですが、それらを単なる知識として「知る」ことだけでなく、実際に「使える」スキルとして身につけることが大切です。
新しい表現を「使える」ようになるためには、まずは実際に文章を作ってみることをお勧めします。
作成した文章は、日記のように自分のストーリーという形で書くのが最適です。
そうすることで、学んだ新しい表現を実際の文脈で活用する練習になります。
私の学校では、多くの生徒が1年以内に英語を話せるようになるよう指導しています。
私たちは生徒の声を大切にする学校方針を持っています。
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