日本語の「ひょっとしたら」や「もしかしたら」というフレーズは、英語ではさまざまな方法で表現されます。
ここでは、日常会話でよく使われる基本的なフレーズを紹介します。
以下の画像をご覧になっていただくと6つの表現で「ひょっとしたら」や「もしかしたら」を表しています。
これらのフレーズを身につけると、何かが起こる可能性や確率をより正確に表現できるようになります。
それぞれのフレーズを可能性が高い順に説明をしていきます。
90%の確率で「おそらく」-Most likely
「Most likely」は、「おそらく」「たぶん」という意味で、何かが起こる可能性が高いことを示す英語の表現です。
most likely の位置は動詞の前か、be動詞や助動詞の後に置くことが多いです。全体の文を強調したい場合文頭に置くことも可能です。
例文:
- “She will most likely arrive on time.”(彼女はたぶん時間通りに到着するでしょう。)
- “It will most likely rain tomorrow.”(明日はおそらく雨が降るでしょう。)
- “He’s most likely at home now.”(彼はたぶん今、家にいるでしょう。)
- “They will most likely win the game.”(彼らはおそらくそのゲームに勝つでしょう。)
- “The store is most likely closed by now.”(その店は今頃はたぶん閉まっているでしょう。)
80%の確率で「おそらく」- probably
「Probably」は英語で「おそらく」「たぶん」という意味で、何かが起こる可能性が高いことを表す一般的な表現です。確信は完全ではないものの、ある事象や状況が発生することがかなりありそうだと示す際に使われます。
Probablyの位置は動詞の前、助動詞の後に置くことが多いです。全体の文を強調したい場合文頭に置くことも可能です。
例文:
- “She will probably be late because of the traffic.”(彼女は交通のせいでおそらく遅れるでしょう。)
- “It will probably rain later this afternoon.”(今日の午後、たぶん雨が降るでしょう。)
- “He’s probably still sleeping.”(彼はまだ寝ていると思います。)
- “They will probably agree with the plan.”(彼らはその計画にたぶん賛成するでしょう。)
- “The store is probably open until 9 PM.”(その店はおそらく9時まで開いているでしょう。)
50%の確率で「おそらく」- maybe
「Maybe」は、「perhaps」と同様に、何かが起こる可能性を示しますが、probablyより確率は低くなります。つまり、「Maybe」は英語で「もしかすると」「たぶん」という意味で、ある事が起こるかもしれない、または起こらないかもしれないという不確実性や不確定性を表します。
この表現は、確信が低い状況や可能性が五分五分の場合に使われます。「Maybe I will go to the party(たぶんパーティーに行くかもしれません)」のように使用されます。
Maybeの場所は、文頭に来ることが多いです。しかし、動詞の前、助動詞の後に置くことも可能です。
例文:
- “Maybe it will rain later.” (もしかしたら、後で雨が降るかもしれません。)
- “Maybe she forgot to send the email.”(彼女はメールを送るのを忘れたのかもしれません。)
- “Maybe I’ll go to the party, maybe not.”(パーティーに行くかもしれないし、行かないかもしれません。)
- “Maybe we should ask for directions.”(道を尋ねた方がいいかもしれません。)
- “I’m not sure, but maybe he’s right.”(確かではありませんが、彼が正しいかもしれません。)
50%の確率で「おそらく」- perhaps
Perhaps」は英語で「もしかすると」「恐らく」という意味を持ち、何かが起こる可能性があるが確実ではないことを示します。
この言葉は、提案や推測を表現する際によく使われ、話し言葉や書き言葉の両方で一般的です。
「Maybe」と非常に似ていますが、「Perhaps」はややフォーマルなニュアンスを持ち、書き言葉や公式な状況での使用が多いです。
Maybeと同様、perhapsの位置は文頭に来ることが多いです。しかし、動詞の前、助動詞の後に置くことも可能です。
- “Perhaps it will stop raining soon.”(もしかすると、すぐに雨が止むかもしれません。)
- “Perhaps she knows the answer.”(彼女が答えを知っているかもしれません。)
- “Perhaps we should start the meeting now.”(恐らく、今会議を始めた方がいいでしょう。)
- “Perhaps I’ll go to bed early tonight.”(今夜は早く寝るかもしれません。)
- “Perhaps the bus is late.”(バスが遅れているかもしれません。)
30%の確率で「ひょっとしたら」- possibly
「Possibly」は、「Maybe」や「Perhaps」と比較して、可能性が低いか、または確信が持ていない状況で使用されることが多いです。
この表現は、特に疑問を持っているが、それが正しいかどうか不確かな場合に適しています。例えば、「It’s possibly a mistake(それは間違いかもしれない)」のように使用されます。
possiblyの位置は動詞の前、助動詞の後に置くことが多いです。全体の文を強調したい場合文頭に置くことも可能です。
- “I’m not sure, but it’s possibly true.”(確かではありませんが、それが真実である可能性があります。)
- “This is possibly the last time we meet.”(これが最後の会合になるかもしれません。)
- “Could you possibly lend me some money?”(お金を貸していただけますか?)
- “They possibly didn’t receive the message.”(彼らはメッセージを受け取っていないかもしれません。)
20%の確率で「ひょっとしたら」-Who knows
「Who knows」は、英語で「誰にもわからない」「分からない」という意味のフレーズです。
何が起こるか、あるいは何が真実かについて、誰も確実には知らないという不確定性を表現するときに使われます。
だからと言って可能性を0%と断定できない状況で、日本語にすると「ひょっとするかもよ」「どうだろう」「さあね~」と表現したい場合に用います。答えが分からない場合に使われる口語的な言い回しです。
who knowsの位置、文の初めや文の終わり、あるいは独立した文として使われることが一般的です。
独立した文とは
質問: “Will we ever travel to other galaxies?” 「私たちはいつか他の銀河へ旅行することができるのでしょうか?」
返答: “Who knows.” 「どうだらう。」
質問: “Do you think we’ll find a cure for this disease?” 「この病気の治療法を見つけられると思いますか?」
返答: “Who knows.” 「さあね~。」
例文
- “He left suddenly and who knows when he’ll be back.”(彼は突然去ったので、いつ戻るか誰にもわかりません。)
- “Who knows why she decided not to come.”(彼女が来ないことにした理由は、誰にもわかりません。)
- “The weather is so unpredictable, who knows if it’ll rain or not.”(天気は予測不可能なので、雨が降るかどうか誰にもわかりません。)
- “Who knows, maybe we will win the lottery someday.”(誰にもわかりませんが、いつか私たちが宝くじに当たるかもしれません。)
- “Who knows what he is thinking.”(彼が何を考えているのか、誰にもわかりません。)
まとめ
「もしかしたら」と「ひょっとしたら」を英語で表現したら6つのフレーズになります。可能性や確率の高いものから低いものを説明しました。[Most likely → probably → maybe (perhaps) → possibly → who knows. ]
これら6つのフレーズを繰り返し読み上げることで、それぞれの使い方に慣れましょう。練習が進むにつれて、文字を見ずにフレーズを正確に言えるように挑戦してみてください。
これらの言葉があなたの知識として身に付いたら、次のステップとして、実際の英会話で活用してみましょう。これにより、自然な英語表現の幅が広がります。
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