Be able toを英会話で使っていますか?
Be able toがしっかりと使えると、一気にさまざまなフレーズが増えることは間違いありません。
その理由はbe able toがさまざまな文法と組み合わせと使われるからです。
その組み合わせをこの投稿で学んでいただきます。その前に、be able toとcanはとてもよく似ているのでその違いを理解する必要があります。
Be able toはcanと同じく可能性を表します。
ここで簡単にbe able toとcanの違いを理解しましょう!
- Be able toは主語が必ず人になる
つまり、be able toは人がすることを表す表現になります。一方、canの主語は人以外のものも可能になります。 - Be able toはさまざまな時制、助動詞、動名詞、現在分詞と一緒に使える
Canは基本的に現在形でしか使いません。(canの過去形couldもありますが、限られた状況でしか使われません。)
この記事では、be able toの使い方を三つにまとめました。
- Be able toをさまざまな時制で使う
- Be able toをさまざまな助動詞と使う
- Be able toを動名詞と分詞構文と使う
これらのポイントを押さえて、be able toを使いこなすことで、英会話の幅を広げましょう!
Be able toをさまざまな時制で使う
Be Able とはさまざまな時制で使います。
過去形、現在形、現在完了形、未来形です。
過去形
過去形ではbe able toはwas able toになります。was able toは会話の中で頻繁に使われます。
ここで注意すべき点は、couldとの区別です。
以前の投稿で詳しくwas able toとcouldの違いを説明しているので、ぜひご覧になって下さい。↓
現在形
現在形でのbe able toは能力を表すことに使われますが、canで表現することが多いです。
つまり、現在形でのbe able toはあまり使われないと覚えておきましょう。
canとbe able toの違いも以前の投稿で詳しく説明しているので、以下のリンクをご参照ください。↓
現在完了形
現在完了形で「be able to」を使うと、過去から現在までの間に何かが可能だったり、できるようになったりした状況を表すことができます。
これには、過去のある時点から現在までの期間における能力や達成、経験を示すことが含まれます。
現在完了形で最もbe able toが使われるのは、「~最近~ができている・~ができていない」といった文です。
例文
- I have been able to stay healthy despite the pandemic.(私はパンデミックにもかかわらず健康を保つことができました。)
- I haven’t been able to study these days. (最近、勉強ができていません。)
- I have been able to go jogging recently. (最近、ジョギングをすることができています。)
他の例文
- We have been able to find a suitable house in the neighborhood. (私たちは近所に適した家を見つけることができました。)
- She has been able to learn French in just six months. (彼女はわずか6か月でフランス語を学ぶことができました。)
未来形
未来形でbe able toが使われる時には、通常「will」と一緒に表現されますが、「be going to」でも表現することもあります。
- will be able to
未来の単純な予測や意思を表す。
例: “I will be able to finish the report by tomorrow.” (明日までにレポートを終えることができるでしょう。)
- be going to be able to
未来に確実に起こる予定や計画を強調する。
例: “I am going to be able to visit you next month.” (来月、あなたを訪れることができる予定です。)
Will be able toとbe going to be able toではどちらが頻度多く使われるかというと、
圧倒的にwill be able toがよく使われます。また、won’t be able toは、何かを断るときによく使われます。
例文
- They will be able to buy a new house next year. (来年には新しい家を買うことができるでしょう。)
- We will be able to see the fireworks from our balcony. (バルコニーから花火が見えるでしょう。)
- I will not be able to come to the party on Saturday. (土曜日のパーティーには行けません。)
- She won’t be able to join us for dinner tonight. (彼女は今夜の夕食に参加できないだろう。)
- She will be able to speak fluent French after living in Paris for a year.( 彼女はパリに1年住んだら、流暢なフランス語を話せるようになるでしょう。)
- I will be able to finish my homework by tomorrow. (明日までに宿題を終わらせます。)
Be able toをさまざまな助動詞と使う
Be able to”はさまざまな助動詞と結びつけることができます。
それにより、多くのフレーズが生まれます。意味的に「be able to」に似ている「can」は助動詞そのものであるため、他の助動詞と組み合わせることができません。
「be able to」が大切な理由は、さまざまな文法と一緒に応用できる点にあります。
どんな助動詞と結びつけることができ、どんなフレーズが作れるのかを学んでいきましょう!
Should + be able to
“Should”には「~した方がよい」という意味と、「~のはず」という意味があります「be able to」と結びつくのは「~のはず」という意味の場合です。つまり、「~できるはず」というフレーズが作れます。
例文
- You should be able to do it. (あなたはそれができるはずです。)
- She should be able to help.(彼女は手伝えるはずです。)
- They should be able to come. (彼らは来られるはずです。)
- We should be able to fix it. (私たちはそれを直せるはずです。)
Would + be able to
Would と be able to が組み合わせになると、現実ではないが仮定された状況や条件付きの可能性を柔らかく表現するのに適しています。
また、「would + be able to」を使った疑問文は、丁寧に相手に何かが可能かどうかを尋ねる際に使用されます。
この構造を使うと、相手に対する依頼や確認が控えめで礼儀正しい表現になります。
つまり、can you や could youより丁寧な表現になります。
例文
- If I were taller, I would be able to reach the top shelf.(もっと背が高ければ、上の棚に手が届くでしょう。)
- With more practice, she would be able to play the piano perfectly.(もっと練習すれば、彼女はピアノを完璧に弾けるでしょう。)
- I would be able to help you with your homework if you need it.(必要なら、宿題を手伝えるでしょう。
- Would you be able to help me with this task?(この仕事を手伝ってもらえますか?)
- Would you be able to reschedule the meeting?(会議の予定を変更できますか?)
Might / Will + be able to
「might + be able to」を使うと、何かが可能であるかもしれないという不確実性を含んだ表現ができます。
これは、確実ではないが、ある程度の可能性があることを示す場合に使われます。
より確実性が高い表現は「will + be able to」になります。
例文
- He might be able to join us later.(彼は後で参加できるかもしれません。)
- I might be able to help you tomorrow.(明日手伝えるかもしれません。)
- He might be able to fix the computer. (彼はコンピューターを修理できるかもしれません。)
- I will be able to help you. (私が手伝うことが可能です。)
Want to + be able to
Want to + be able to」は、何かができるようになりたいという願望を表します。
例文
- I want to be able to speak fluent Spanish. (私は流暢にスペイン語を話せるようになりたいです。)
- She wants to be able to run a marathon.(彼女はマラソンを走れるようになりたいです。)
- They want to be able to travel the world.(彼らは世界を旅行できるようになりたいです。)
- We want to be able to work from home.(私たちは在宅勤務できるようになりたいです。)
Have / has + be able to
「have / has to + be able to」は、特定の状況で必要な能力やスキルを強調する際に使われます。
この表現を使うことで、何かを達成するために持っているべき能力やスキルの重要性を伝えることができます。
同じようにmust + be able to とか need to be able toでも表現できます。
例文
- I have to be able to speak English by next year. (来年までに英語が話せるようになっていないといけない。)
- She has to be able to drive to get to the office. (彼女はオフィスに行くために運転できなければなりません。
- She has to be able to lift heavy objects for this job. (彼女はこの仕事のために重い物を持ち上げることができなければなりません。)
Be able toを動名詞と分詞構文として使う
Be able toは動名詞と分詞構文として使われます。
助動詞と違う点はbe able toは助動詞と組み合わせ使われました。
しかし、be able toそのものが動名詞であったり、分詞構文になる点です。
動名詞 としてのbe able to
「動名詞」は名詞の役割をしているので、主語、目的語、または前置詞の目的語として機能します。
Being able to は、何かをする能力を持っていることに焦点を当てます。
- Being able to speak English is a great advantage. (英語を話せることは大きな利点です。)
- She enjoys being able to travel freely. (彼女は自由に旅行できることを楽しんでいます。)
- I appreciate being able to spend time with my family. (家族と一緒に過ごせることに感謝しています。)
分詞構文としてのbe able to
「分詞構文」は文の副詞的役割をしています。つまり、文を補足しているのです。
ある状態や動作が他の動作と同時に行われていることを示します。
- Being able to speak multiple languages, he easily found a job abroad.(複数の言語を話すことができるので、彼は簡単に海外で仕事を見つけました。)
- He saved a lot of money, being able to repair his car by himself. (自分で車を修理することができたので、彼は多くのお金を節約しました。)
- He impressed everyone, being able to play the piano beautifully. (ピアノを美しく演奏することができて、彼は皆を感動させました。)
まとめ
「Be able to」はさまざまな文法要素と組み合わせることができ、多くのフレーズを作り出すことができます。
Be able to の「可能である」という意味は、会話において非常に重要な要素です。
これをさまざまな時制で表現したり、助動詞と組み合わせたり、動名詞や分詞構文として使うことで、「可能である」を多面的に表現できるようになります。
まずは、各文法要素から一つのフレーズを選んで覚えてみましょう。これが今後の会話に反映できる最初のステップとなります。
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