Be supposed to…使わないと損!

Be supposed to は英会話では頻出単語なのになぜ学習者は会話で使わないのでしょう?

それは、be supposed to の基本イメージを捉えていないからだと思います。

Be supposed to の基本イメージは「すでに決まっていること」を表現することです。

つまり、私たちの意思とは関係なく「そういうこと」と客観的に事実を伝えるときに使います。

この基本イメージを理解しながら、be supposed toの使い方を3つのシチュエーションで覚えてください。

  • 未来の予定や約束を表す:「することになっている。」
  • 法律、規則、ルールを表す:「することになっている。」
  • みんなが信じていることを表す:「~はずだ。」
目次

1. 未来の予定や約束を表す。「することになっている。」

まずbe supposed toは未来の予定や約束を表すときに使います。日本語だと「~することになっている」という意味です。

「未来の予定を言うにはBe going to でよくない?」 と思われるかもしれませんが

Be supposed to は客観的に「~することになっている」ことを表し、Be going toは主観的に自分が「するつもり」のことを表します

  1. I’m going to visit my grandparents this weekend. (私は今週末、祖父母を訪ねるつもりです。)[自分の意志で予定を決めている]
  2. I’m supposed to attend a meeting at 10 AM tomorrow. (明日午前10時に会議に出席することになっています。)[外部の期待や予定に従っている]

つまり、be supposed to は感情を抜きに事実を述べる感覚で使われます。

be supposed to の例文

  • I’m supposed to finish this report by tomorrow.  (明日までにこのレポートを仕上げることになっています。)
  • She is supposed to arrive at the airport at 6 PM. (彼女は午後6時に空港に到着することになっています。)
  • What time are we supposed to be there? (何時に行けばいいんだ?)
  • It is supposed to get warmer next week. (来週は暖かくなる予定です。)
  • Are we supposed to wear a tuxedo for the party? (パーティーにはタキシードを着ることになってるの?)

Be supposed to が過去形で使われる場合

Be supposed to はよく過去形で使われます。

過去形の場合、「することになっていた」、つまり「するはずだった」という意味になります。

ここでもwas going to を用いることができますが、多少ニュアンスに違いが生じます。

「was supposed to」は自分の意思とは関係なくやるべきことや行われることが実行されなかった場合に使われます。「was going to」は自分の意思でやるべきことや行われることを実行しなかった場合に使われます。

  1. I was supposed to call you yesterday, but I forgot. (昨日あなたに電話することになっていたのですが、忘れてしまいました。)
  2. I was going to attend the meeting, but I changed my mind. (会議に出席するつもりでしたが、気が変わりました。)

その他の「was supposed to 」の例文

  • She was supposed to hand in the report by Monday. (彼女は月曜日までにレポートを提出することになっていました。)
  • The meeting was supposed to start at 10 AM. (会議は午前10時に始まることになっていました。)
  • The project was supposed to be completed last month. (そのプロジェクトは先月完了することになっていました。)
  • The package was supposed to be delivered yesterday. (その荷物は昨日配達されることになっていました。)

2. 法律、規則、ルールを表す。「することになっている。」

「be supposed to」は法律、規則、ルールを表すときにも使われます。前述したように、「be supposed to」の基本イメージは「すでに決まっていること」を表現するので、法律や規則、ルールを伝える際にこの表現がぴったりです。
例文:

  • You are supposed to wear a seatbelt while driving.(運転中はシートベルトを着用することになっています。)
  • You are not supposed to wear your shoes in Japanese homes. (日本の家では靴を履いてはいけないことになっています。)
  • Employees are supposed to clock in by 9 AM.(従業員は午前9時までにタイムカードを押すことになっています。)
  • Pets are supposed to be kept on a leash in this park.(この公園ではペットをリードにつないでおくことになっています。)

3. みんなが信じていることを表す:「~はずだ。」

be supposed to」は、一般的に信じられていることや期待されていることを表すときにも使われます。これは、「~のはずだ」「~であると信じられている」という意味合いで使われます。

例文

  • The train is supposed to arrive at 8 PM.(その電車は午後8時に到着するはずです。)
  • This book is supposed to be very interesting.(この本はとても面白いはずです。)
  • He is supposed to be an expert in his field.(彼はその分野の専門家であるはずです。)
  • The event is supposed to be free of charge.(そのイベントは無料のはずです。)
  • The weather is supposed to be nice this weekend.(今週末は天気が良いはずです。)

Be 「Be supposed to」を「should」に置き換えて使う場合もあります。その違いをより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。↓

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まとめ

「Be supposed to」の基本イメージは「すでに決まっていること」であり、以下の三つの使い方が派生しています。

  • 未来の予定や約束を表す:「~することになっている」
  • 法律、規則、ルールを表す:「~することになっている」
  • みんなが信じていることを表す:「~はずだ」

「be supposed to」の基本イメージを理解していれば、「be going to」と「should」の使い分けも容易になります。

先に述べたように、「be supposed to」は会話で頻繁に使われますので、少し意識して使うようにしましょう。

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