この投稿では、初心者に必要なgetフレーズを徹底解説します。基本動詞の「get」は非常に多機能な動詞であり、さまざまな意味や用法があります。
そのため、一つの単語で多くの意味や用法をカバーできるため、初心者の方にとっては非常に便利です。単語数を増やすことなく、幅広い表現が可能になります。例えば、物を手に入れたり、移動したり、理解したりする場面でよく使われます。
getの使い方で知っておくべき用法は以下の3通りです。
1. get+名詞
2. get+形容詞
3. getを使った熟語
getの使い方を8分以内で使えるようになりたい方は以下の動画をオススメします。
より詳しく知りたい方はこの投稿を読み続けて下さい。
get+名詞
[get +名詞]で表現できるのは「手に入れる」、「得る」、「貰う」「到達する」、「理解する」、「受け取る」です。一つ一つ解説していきます。
手に入る
I got a new car.
(新しい車を買った。)
I got a new job.
(新しい仕事を手に入れた。)
得る、貰う
I got a high score on my test.
(高得点を得た。)
I got a souvenir from a friend.
(友達からお土産を貰った。)
到達する
How can I get to the Hilton?
(どのようにヒルトンに行けますか?)
I got here without a problem.
(問題なしに来れました。)
理解する・分かる
I got what you’re saying.
(あなたが言っている事は分かりました。)
I got it!
(了解です)
受け取る
I got a sad message from my friends.
(友達から悲しいメッセージを受け取った。)
取りに行く
I’ll get that for you.
(取ってあげるね。)
I’ll get it.
(電話がかかってきたり、玄関のチャイムがなったら、「私が出ます。」=私が返事をします、と言います)
Got it.
(*野球選手がフライボールが飛んできたときに「俺が取る」と英語で言います。
あとで説明しますが、理解したという意味もあります。)
get + 形容詞
[get+形容詞]は状態の変化を表します。
[get+形容詞]を理解するには[be+形容詞]との比較することによって理解ができます。
[be + 形容詞] は「~(の状態)である」という今の状態を指します。
[get + 形容詞] は「~(の状態)になる」という状態や状況の変化を表します。
[be + 形容詞] | [get + 形容詞] |
I am tired. (今)疲れている | I get tired after work.. 仕事の後は疲れる。 |
I am drunk. (今)酔っている | I get drunk when I drink. 飲むと酔う |
I am sleepy. (今)眠い | I get sleepy at 5:00. 5時に眠くなる |
In November, the weather gets cold.
(11月に天候は寒くなる。)
Last week, I got sick so I couldn’t go to class.
(先週体調が悪くなったのでクラスに行けなかった。)
When I went to Spain, I got lost in the city.
(スペインに行ったとき迷子になりました。)
I will get married in March.
(3月に結婚をします。)
徐々に起こる変化を表現する
[be getting + 形容詞] は「~の(状態)に徐々になる」という状態や状況の変化を表します。
季節の変わり目には “It’s getting (warmer / cooler).” という表現がよく使われます。
I’m getting hungry. (お腹が空いてきた。)
I’m getting sleepy. (眠たくなってきた。)
超便利!get better.
getは状況や状態が変わった事を表す便利な動詞です。
そこで、get betterは様々な状態が良くなったと表現したいときに用います。
体調、天気、経済、能力の状態が良くなったと表すことができます。
現在進行形の文を使えば、状況がちょうど変わってきている最中のことも表すことができます。
My health is getting better.
(私の健康は良くなっています。)
The weather is getting better.
(天候は良くなっています。)
The economy is getting better.
(経済は良くなっています。)
My English is getting better.
(私の英語は良くなっています。)
get+熟語
get on↔︎ get off
交通機関に乗ったり降りたりする時に使います。
Let’s get on the train.
(電車に乗りましょう。)
We need to get off at Hisaya station.
(久屋駅で降りなければいけません。)
get in ↔︎get out
交通機関はget on↔︎ get offになりますが、車や部屋、家、建物の出入りはget in ↔︎get outです。
Get out of my room!
(部屋から出ってよ!)
Just get in the car!
(車に乗れよ!)
get along with
「仲良くする」と言います。
I get along with my boss.
(上司と仲良くしています。)
get through
「通り抜ける」、困難などを「乗り切る」という意味があります。
Can I get through?
(前を通してもらえますか?)
We all need to get through the hot summer.
(暑い夏を乗り切らないと。)
get over
「乗り越える」という意味です。*get throughも困難を乗り越えるという意味があります。
(山=困難)をイメージしてもらい、get overは山を登って乗り越える感じです。
get throughは山にトンネルを掘って通り抜ける感じです。
You need to get over her.
([失恋した人に]彼女の事を忘れろよ。)
get rid of
「嫌なものを取り除く、処分する」という意味です。
I want to get rid of this bad smell.
(この臭い匂い)
get used to
「慣れる」
I can never get used to parking my car.
(車を駐車するのは慣れないんだよ。)
まとめ
getの使い方を三つの使い方で説明をしました。
1. get+名詞
2. get+形容詞
3. getを使った熟語
getのフレーズはさまざまな表現ができるので、英会話では必須単語とされています。今回学習した内容を理解できたか、以下の日本語を英語に訳してみると自分の理解度をチェックできます。回答も記載しておきますので、確認もして頂きたいと思います。ぜひ声を出して練習していただくことが英語習得に繋がるので試してみて下さいね。😃
1. 新しい顧客を得るのは難しい。
2. 毎朝バスに乗ります。
3. この街に慣れました。
4. 車から出て!
5. 15:00 に着きます
6. 理解したと思います。
7. 同僚とあまり仲良くないです。
8. みんな歳とをとります。
9. 少し太ったみたい。
10. やっと一学期を乗り切れたね。
11. この問題はみんなで乗り越えないと。
12. 何か飲み物をお持ちしましょうか?
13. 私が電話をでます。
14. 状況は徐々に良くなってきています。
15. 満点を取れました。
16. 冷蔵庫を処分したいのだけど。
答え
1. It’s hard to get new customers.
2. I get on the bus every day.
3. I got used to this city.
4. Get out of the car!
5. I’ll get there at 3:00 pm.
6. I think I got it.
7. I don’t get along with my coworkers.
8. Everyone gets old.
9. I think I got fat.
10. I was finally able to get through the first term.
11. Let’s get over this problem together.
12. Can I get you anything to drink?
13. I’ll get the phone.
14. The situation is getting better little by little.
15. I was able to get a perfect score.
16. I want to get rid of my fridge.
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