justとonlyの違いを単純に説明!

Justとonlyの使い分けは英語学習者が特に苦戦するポイントです。

いろいろなブログやYou Tube動画を見てもなかなか理解しづらいと感じるかもしれません。

そこで、この投稿で違いをもっとも分かりやすく説明をします

また、もう一つ大切なポイントは、理解をした後にそれを使える英語に変えるための反復練習です。

この投稿では練習も用意しているので、ぜひ最後まで記事を読んでみて下さい。

目次

justとonlyの共通点

JustとOnlyを理解する上で重要なのは、これらが同じ意味で置き換えられる場合があることを知ることです。実際に、JustとOnlyが同じ意味を持つ使い方は、非常によく使われています。

以下の画像で示しているように、共通する代表的な意味は「わずかな」です。この意味から、「たった」「ただの」「単に」といった表現が派生します。

「たった」を意味する[just / only]

「たった」は「わずかな」、または「少しの」という意味になります。

ここでは(just/only)が名詞の前に来ます。

[(just/only)+名詞]

例文

  • I ate (just/only) one donut. (たった一つのドーナツを食べた。)
  • We have (just/only)2 days to finish.  (終わらせるのにたった二日間しかない。)
  • It was (just/only) 3 people at the party. (パーティーにはたった3人しかいなかった。)
  • We have (just/only) 2 tickets left. (たった2枚のチケットが残っている。)

「ただ(の)」を使った[just / only]

「ただ(の)」の意味は「特別なものではない」「普通の」ということです。例えば、「ただの水」は「普通の水」「特別な味や特徴がない水」という意味です。この意味でもjustとonlyが使われます。

ここでも(just/only)が名詞の前に来ます。[(just/only)+名詞]
または、(just/only)が進行形の動詞の前に来ます。[be動詞+(just/only)+進行形動詞]

例文

  • It’s (just/only)a joke.   (ただのジョークだよ。)
  • We are (just/only) friends.  (私たちはただの友達よ。)
  • It’s (just/only) a rumor.  (ただの噂だよ。)
  • We are (just/only) having fun. (私たちはただ楽しんでいるだけです。)
  • I’m (just/only) looking.  (ただ見ているだけ)

Justの使い方


ここから、justとonlyが別の意味で使われる場合を説明します。まずjustの使い方から見ていきましょう。

Justの方がonlyより使い方が多いです。

Justの基本的な意味は「ピッタリ」ですが、それに近い意味でも使われます。

「直前のこと」という意味のjust

ある時間のほんの少し前に何かが起きが時にjustが使われます。訳されると、「ちょうど」とか「今」になりますが、正確にいうと実際の時間より少し前のことを話しています。

例文

Justは動詞の前に持ってきます。

  • I just finished my work. (ちょうど仕事を終えました。)
  • I was just about to leave. (ちょうど出るところでした。)
  • Did you just call me? (今、電話した?)
  • I just had an amazing idea! (今、素晴らしいアイディアを思いついた!)

「ちょうど」という意味のjust

「ちょうど」は「ピッタリ」とも言えます。つまり、「完全に合っている」、「正確に」、「ズレがない」ことを指します。それが、「まさに」「まるで」と訳される場合もあります。

ここでのjustは形容詞、前置詞節、名詞節を修飾する副詞で使われています。

例文

  • The weather is just right.  (天気はちょうど良い。)
  • She looks just like her mother.  (彼女はまるで母親そっくりだ。)
  • It was just as I thought.  (まさに思った通りだ。)
  • This is just what I need.  (これがちょうど欲しいものだ。)

「ただ単に」という意味のjust

ここではjustが「ただ単に」という意味で使われます。「ただ単に」とは「特別な理由や目的がなく」「他のことを考えずに」といった意味です。シンプルで他に何も含まれていないことを表現する際に使います。

例えば、「ただ単に遊びたい」と言うと、「特別な理由がなく、ただ遊びたいだけ」という意味になります。Justを動詞の前に持って来て、命令形でよく使われます。

上の例文で「ただの」がjustとonlyが使われましたが、それは名詞との組み合わせでした。ここでは、justが動詞との組み合わせになります。ここでは、onlyが使われません。

例文

  • Just do it. (ただやれ!) Nikeのスローガン。
  • Just talk to him. (ただ彼に話してみて。)
  • Just beat it!  (ただ消え去れ) [マイケルジャクソンの曲 Beat itの歌詞]
  • Just watch it! (ただ見てよ!)

「ギリギリ」という意味のjust

ここでのjustは「ギリギリ」でという意味で使われます。「ギリギリ」とは「かろうじて」とか「ほんの少しの余裕しかない状態」を意味します。例えば、「時間ギリギリに到着する」と言うと、「時間にほとんど余裕がなく、ちょうど間に合う」という意味です。

例文

  • He just made it to the bus.  (彼はギリギリでバスに間に合った。)
  • She just passed the test.  (彼はギリギリでテストを合格した。)
  • The cake just fit in the oven.  (そのケーキはギリギリでオーブンに入った。)
  • She just avoided the accident. (彼女はギリギリで事故を回避した。)

onlyの使い方

Onlyの基本的な意味は「他にはなく、選択肢が限定されている」という意味です。それから、「ただ~だけ」という使い方とか「唯一の」という使い方が派生します。

「ただ~だけ」という意味の “only”

「ただ」は「共通」「just」「only」の3通りで使われるので区別が必要です。

  • 共通の「ただ」:「特別ではない」「普通の」ことに使います。We are (just/only) friends.  (私たちはただの友達です。)
  • Justの「ただ」:「ただ単に」という意味で使われます。「ただ単に」とは「特別な理由や目的がなく」「他のことを考えずに」といった意味です。例文: Just do it!  (ただやりなさい!)
  • onlyの「ただ」:  「ただ~だけ」という意味で、「選択肢が限定されている」場合に使用されます。例えば、”We accept only cash.” は「ただ現金のみを受け取ります。」という意味です。この例文から、現金以外の支払い方法は受け付けないことがわかります。つまり、選択肢が現金に限定されていることを示しています。

「共通のただ」と「justのただ」は上で学習しているので、ここでは「onlyのただ」の例文を見ていきましょう。

例文

  • She eats only vegetables.  (彼女は野菜しか食べません。)*彼女が食べるものが野菜に限定されていることを示しています。
  • They invited only close friends.  (彼らは親しい友人だけを招待しました。)  *招待されたのは親しい友人だけで、その他の人々は招待されていないことを強調しています。
  • He listens to only classical music.   (彼はクラシック音楽だけを聴きます。)  *彼が聴く音楽がクラシックに限定されていることを表しています。
  • We serve only organic food.  (私たちは有機食品のみを提供します。*提供される食べ物が有機食品に限定されていることを示しています。

「唯一の」という意味の”only”


選択肢が限定されているということは「唯一の」という意味で使われることもあります。この場合、”only” は名詞の前に置かれ、その名詞が他にない」ことつまり「一つしか存在しない」ことを強調します。この使い方では、そのものが他に比べられるものがなく、唯一無二であることを意味します。

例文

  • She is the only person who can help us.   (彼女は私たちを助けることができる唯一の人です。)
  • He was the only child in the family..  (彼は家族の中で唯一の子供でした。)
  • You are the only woman I love.    (私が愛する唯一の女性です。)

まとめ

JustとOnlyの使い方には多くの共通点と異なる点があります。

  • 共通点は「わずかな」 という意味から「たった」と「ただの」が出ます。
  • Justは「ピッタリ」から「直前の」、「ちょうど」、「ただ単に」、「ギリギリ」が出ます。
  • onlyは「他にない」から「ただ~だけ」「唯一の」が出ます。

両者の使い方を理解し、適切に使い分けることで、英語表現の幅を広げることができます。

大切なのは感覚的に身につけることです。下の問題練習を解いて、何回か口に出して表現してみましょう!

練習問題

適切な答えをひとつ選べましょう。

1. I ate ( ) one donut.  (たった一つのドーナツを食べた。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

2. Did you () call me? (今、電話した?)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

3. We have ( ) 2 days to finish.  (終わらせるのにたった二日間しかない。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

4. It’s ( ) a joke.  (ただのジョークだよ。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

5. She is the ( ) person who can help us.  (彼女は私たちを助けることができる唯一の人です。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

6. This is ( ) what I need.   (これがちょうど欲しいものだ。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

7.( ) talk to him. (ただ彼に話してみて。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

8.The weather is ( ) right.  (天気はちょうど良い。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

9. She ( ) avoided the accident. (彼女はギリギリで事故を回避した。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

10.  They invited ( ) close friends.  (彼らは親しい友人だけを招待しました。)

  • a) just
  • b) only
  • c) both

答え

  1. C. both
  2. A. just
  3. C both
  4. C. both
  5. B only
  6. A. just
  7. A. just
  8. A. just
  9. A. just
  10. B only
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次