使役構文の「make」は、とても難しい印象があるのではないでしょうか?しかし、英会話で「make させる」は必須の表現です。
この投稿を読んでいただければ、どんなシーンで「make させる」を使うかを理解し、使えるようになるでしょう。
まず、「make させる」のイメージを捉えてください。
「make させる」のイメージ
「make」を使うときに大切なポイントは、「主語(Ⓐ)の影響によって人や物がある状態(Ⓑ)になる」ということです。
【構文】[主語Ⓐ+make+(人・物)+{形容詞・原形動詞Ⓑ}]
❶make の例文
makeを使いこの文を英語で表現してみましょう。
「この映画によって私は悲しくなった。」
- 答え : This movie made me sad. (この映画は私を悲しませた。)
- 構造: This movie=(主語Ⓐ)+made me=(人)+sad=(形容詞Ⓑ)
- 解説 : “I feel sad”という文だと何によって悲しくなったかが明らかではありません。使役構文の「make」を使うと、主語の力によって状態が変わることが示されます。
❷make の例文
makeを使いこの文を英語で表現してみましょう。
「このシャンプーによって私の髪の毛がサラサラになった。」
- 答え : This shampoo made my hair silky.
- 構造: This shampoo=(主語Ⓐ)+made my hair=(物)+silky=(形容詞Ⓑ)
- 解説: ここでは目的語が人ではなく物になっています。つまり、物が物に影響を与えて状態が変わることもあります。
❸make の例文
makeを使いこの文を英語で表現してみましょう。
「食レポ番組を見ていたら、ラーメンを食べたくなった。」
- 答え:The food program made me want to eat ramen.
- 構造 : The food program=(主語Ⓐ)+made me=(人)+want to eat ramen=(動詞Ⓑ)
- 解説 : この例文では、状態Ⓑが動詞になっています。多くの場合は形容詞ですが、動詞が来ることもあります。「made me want to」は非常によく使われる表現なので覚えておきましょう。
使役構文makeを使った他の例文
1. 彼は私を笑わせた。
– He made me laugh.
2. 彼女は私に宿題をさせた。
– She made me do my homework.
3. この歌は私を幸せにした。
– This song made me happy.
4. 彼の言葉は私を泣かせた。
– His words made me cry.
5. 天気の良さが私を外に行かせた。
– The nice weather made me go outside.
6. この本は彼を考えさせた。
– This book made him think.
7. 彼女の話は私をイライラさせた。
– Her story made me annoyed.
8. その映画は私を怖がらせた。
– That movie made me scared.
9. 先生は彼に遅刻をさせなかった。
– The teacher made him not be late.
10. 私の友達は私を新しいことに挑戦させた。
– My friend made me try something new.
まとめ
使役構文「make させる」は、さまざまなシーンで用いられます。主語によって状態が変わるのが「make」の使い方だと覚えておきましょう。
これが使えるようになるには、上の日本語例文を見て瞬間英作文をしてみましょう。瞬間的に英語ができるようになれば、今度は自分の文章を作ってみましょう。そして、英会話でチャレンジしてみてください。
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