語学習者にとって、”no longer” という表現はよく出てくるフレーズの一つです。シンプルな言葉ながら、過去から現在にかけての変化を表現する際に非常に便利な表現です。今回は、”no longer” の意味や使い方について詳しく解説し、実際に使える簡単な例文もご紹介します。
no longer に関連する表現not any longer, not anymore, stillも説明します。
No longerの意味と使い方
“No longer” は「もはや~でない」「もう~しない」という意味を持ちます。このフレーズは、あることが以前は事実であったが、今はそうではないことを表現するために使われます。過去の状況が変化し、現在その状況が続いていないことを伝えるときに非常に役立つ表現です。
“No longer” はフォーマルな文章や会話にも適していますが、日常会話でも十分使える便利な表現です。
- “No longer” は通常、文の中で動詞の前に置かれます。
I no longer liver there. 「私はもうそこに住んでいない」
- しかし、be動詞の場合は後にきます。
I’m no longer married. 「私はもう結婚していない。」
- We no longer speak to each other.(私たちはもうお互いに話をしません。)
- She is no longer my teacher.(彼女はもう私の先生ではありません。)
- They no longer sell that product.(彼らはもうその商品を販売していません。)
- We no longer need your help.(私たちはもうあなたの助けが必要ありません。)
Not any longerの使い方
Not any longerと no longerの意味は同じで、「もう~でない」「もはや~しない」です。違いは、no longerは文の中で使われたのに対して、not any longer文末に置かれることが一般的です。
- I don’t watch that TV show any longer. (私はもうそのテレビ番組を見ていません。)
- She doesn’t live in this town any longer.(彼女はもうこの町に住んでいません。)
- They aren’t friends any longer.(彼らはもう友達ではありません。)
- We don’t use that software any longer.(私たちはもうそのソフトウェアを使っていません。)
Not anymoreの使い方
“Not anymore” は、「もう~ない」「これ以上~ない」という意味を持つ表現で、”not any longer” と非常に似た意味を持ちます。どちらも否定的な状態や行動が現在では続いていないことを表しますが、”not anymore” は よりカジュアル な表現として使われることが多いです。
Not anymoreは文末で使われます。
- I don’t eat fast food anymore. (私はもうファーストフードを食べません。)
- She doesn’t live here anymore. (彼女はもうここに住んでいません。)
- We don’t talk to each other anymore. (私たちはもうお互いに話をしません。)
- He doesn’t work there anymore. (彼はもうそこで働いていません。)
“Not anymore” が “not any longer” と異なる用途で使われる場合があります。それは、「これ以上~ない」とか、「もう無理」というニュアンスを強調したい場合です。
- I can’t stay awake anymore. (もうこれ以上起きていられない。)
- I can’t deal with this stress anymore. (もうこれ以上このストレスに耐えられない。)
- I can’t wait anymore. (もうこれ以上待てない。)
- I can’t stand this noise anymore. (もうこれ以上この騒音には耐えられない。)
Stillの使い方
stillはno longer, any longer, any moreの反対語になります。“Still” は何かが続いていることを示すのに対して、“anymore” や “any longer” はその逆で、何かがもはや続いていないことを表します。
“Still” と “Anymore/Any longer” の対比例:
- I still work there.(私はまだそこで働いています。)
- I don’t work there anymore.(私はもうそこで働いていません。)
- She still loves him. (彼女はまだ彼を愛しています。)
- She doesn’t love him any longer. (彼女はもう彼を愛していません。)
- They are still friends. (彼らはまだ友達です。)
- They aren’t friends anymore. (彼らはもう友達ではありません。)
まとめ
“No longer”、”not any longer”、”not anymore” はすべて、過去には続いていた状況や行動が現在では続いていないことを表す表現です。これらの違いを理解することで、英語表現をより適切に使い分けることができます。
“No longer” は、動詞の前に置かれ、フォーマルな文章や会話でも使える便利な表現です。過去の状況が変化し、現在ではもはや続いていないことを表現します。
“Not any longer”は文末に置かれ、”no longer” と意味は同じですが、カジュアルな文脈でも使える表現です。
“Not anymore”はさらにカジュアルで、「もう~ない」「これ以上は無理」といった強調的な意味でも使われます。
“Still” は逆に、何かが「まだ続いている」ことを表し、”no longer” や “not anymore” の反対の意味を持ちます。
これらの表現をしっかりと使い分けることで、英語のニュアンスをより豊かに表現できるようになります。
練習問題
練習問題
以下に「No longer」「not any longer」「not anymore」「still」の適切な表現を選んで空欄を埋めましょう。
1. 私はまだ彼女のことが好きです。
I __________ like her.
2. 彼らはもうここには住んでいません。
They __________ live here.
3. 私たちはまだ毎週日曜日に会っています。
We __________ meet every Sunday.
4. 彼女はもうそのチームのメンバーではありません。
She is __________ a member of the team.
5. 彼はもうその仕事をしていません。
He __________ works that job.
6. 私はもうこれ以上飲めません。
I can’t drink ____________
7. 彼はもうそこで働いていません。
He doesn’t work there _____________
8. もうこれ以上待てない
I can’t wait ____________.
答え
- still
- no longer
- still
- no longer
- no longer
- anymore
- anymore
- anymore