shouldの使い方:『すべきである』以外の英語表現

英会話で助動詞を上手に使うことは必須です。

最も頻繁に使われる助動詞には、can、will、そしてshouldがあります。

このshouldを適切に使えるようになることで、英会話力が向上することは間違いありません。しかし、shouldの使い方を調べると、複雑な使い方を詳しく説明するサイトが多いです。

ここでは、簡単に使える2つの用法に絞って説明します。

  • 1. 提案:「~すべき」
  • 2. 予測・見込み:「~はず」

この2つの表現が、shouldを最もよく使う場面です。

一つ一つ英会話でどう使われるかを詳しく見ていきましょう。

目次

1. 提案:「すべきである」

Shouldが最も使われるのは、「~すべきである」と提案する時です。Shouldはあくまでも提案であり、強制力はそれほど強くありません。「~したらいいよ」くらいの意味合いです。

一方、You had betterやmustは、より強い強制力を持っています。You had betterは「~しなければ、さもないと」という意味を含み、一種の脅しのニュアンスがあります。mustは義務を表し、「~しなければならない」という意味です。これらの表現は、shouldよりも強い強制力を持っています。

提案する場合のshouldの使い方

Shouldは、他人に対して提案をする時や、自分に対して独り言で提案をする時に使います。

相手に提案する場合の例:

  • You don’t look well. You should see a doctor. (具合が悪そうだね。医者に行ったほうがいいよ。)
  • It’s going to get cold later. You should take a jacket with you. (後で寒くなるから、ジャケットを持って行ったほうがいいよ。)
  • The movie was really interesting. You should check it out. (その映画は本当に面白かったよ。見てみたほうがいいよ。)

自分に助言する場合の例:

  • I’m gaining weight. I should start exercising. (体重が増えてきた。運動を始めなきゃ。)
  • I know I shouldn’t eat so much, but these cookies are so good! (こんなに食べるべきじゃないのは分かってるけど、このクッキーは本当に美味しい!)
  • I should study more if I want to get a better grade. (もっと良い成績を取りたいなら、もっと勉強しなきゃ。)

提案を求める場合のshouldの使い方

提案を求める場合、shouldを疑問文で使います。

提案を求める場合の例:

  • What should I do? (どうすればいいですか?)
  • What movie should I see? (どの映画を見ればいいですか?)
  • Should I date him? (彼と付き合うべきですか?)

後悔を表現する should

Should は「すべきである」という提案を過去形で表現すると、「すべきであった」という後悔を表す表現になります。Should を過去形で表す場合は、[should have + 過去分詞] を用います。

  • I should have studied more for the exam. (試験のためにもっと勉強すべきだった。)
  • You should have called me earlier. (もっと早く私に電話すべきだった。)
  • She should have taken an umbrella. (彼女は傘を持って行くべきだった。)
  • We should have left the house earlier. (私たちはもっと早く家を出るべきだった。)

2. 予測・見込み:「~はず」

将来の出来事や状況についての予測や期待を表します。

例えば、電車が10時に到着することを予測している場合、The train should arrive at 10 AM. と表現します。

または、レジで値段が $13 と伝えられたが、値札では $10 と記載されていた場合、The price should be $10. (10ドルなはずですが)と表現できます。

  • She should be at home by now. (彼女は今頃家にいるはずです。)
  • The package should arrive next week. (荷物は来週到着するはずです。)
  • The restaurant should be open at this hour. (この時間ならレストランは開いているはずです。)
  • He should be able to help you with that problem. (彼はその問題を手伝ってくれるはずです。)

他の should の使い方 [ifshouldで表現]

上記の説明以外にも should の使い方がありますが、使用頻度は少し低くなります。例えば、should は If のように使われる場合があります。

「もし明日雨が降ったならば、ピクニックをキャンセルしましょう。」を if で表現した場合、If it rains tomorrow, we will cancel the picnic. これを should で表現したら、Should it rain tomorrow, we will cancel the picnic. になります。If より should の方がフォーマルな表現になります。

  • Should it rain tomorrow, we will cancel the picnic. (明日が雨の場合は、ピクニックは中止となる。)

should に似ている表現 ought to

Should と似ている表現で ought to があります。意味的には似ていますが、ought to は should よりもやや強い義務感を伴うことがありますが、実際の使用頻度は should の方が高いです。

例文:

  • We ought to respect our elders. (私たちは年長者を尊重すべきです。)
  • She ought not to drive so fast in the rain. (彼女は雨の中でそんなに速く運転するべきではありません。)

Shouldbe supposed to の違い

Should と be supposed to には似た意味がありますが、それぞれの使い方には違いがあります。特に、should の「~はず」が be supposed to でも表現できる点が挙げられます。

Be supposed to の本来の意味は「~することになっている」や「~すべきである」です。これは、既に決まっていることや期待されることを示し、強い義務感や決定事項を伴います。

そのため、be supposed to の「~はず」は、決まっていることや事実に基づいて使われます。一方、should の「~はず」は、自分の推量や憶測に基づいて使われます。

  • The train is supposed to arrive at 10 AM.(電車が10時に到着することが決まっている、または事実として知っている。)
  • The train should arrive at 10 AM.(電車が10時に到着するだろうと推量している。)

Should と be supposed to には違いがありますが、日常会話ではどちらを使っても大きな問題はありません。ただし、文脈に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。

be supposed to の使い方をより詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。↓

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まとめ

Shouldの使い方は大きく分けて二通りあります。

提案:「~すべき」

予測・見込み:「~はず」

より細かく説明すると、shouldはIfの代用表現としても使われることがありますが、これはフォーマルな状況で用います。

また、shouldはought toと表現することもできますが、ought toはあまり頻繁には使われません。

最後に、予測・見込みを表現する場合、shouldとbe supposed toという表現があることを説明しました。shouldは推量や憶測に基づき、be supposed toは事実や決定事項に基づいて使われます。

大切なのは、shouldを提案:「~すべき」と予測・見込み:「~はず」としてしっかり使い分けられるようになることです。

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