「そんなに」「それほど」を英語で表現する方法:【英会話ですぐ使える】

日常会話で「私はそんなに飲みません」とか、「それほど高くなかった」という表現はよく使いますね。

「そんなに」を使わない場合、「私は飲みません」という全否定の意味になりますが、「そんなに」を加えることで、意味がやわらかくなります。

こうした表現では、動詞や形容詞の意味の強さを調節することができます。

これらの表現の強さは「すごく」から始まり、「まあまあ」、「そんなに」、そして「まったく」と順に弱くなります。

この記事では、「そんなに」の英語表現に重点を置いて解説します。「そんなに」を表現する主な文法構造は、形容詞と動詞の使用に関わるものです。

この記事を読めば、「そんなに」「それほど」を英語で理解し、次の英会話レッスンで実践できるでしょう。

目次

形容詞で表現する「そんなに」「それほど」

形容詞で「そんなに」を表現する際、以下の形式を使います。

[Not so, not really, not that] 形容詞

例文を見てみましょう。

普通の文:

It’s not expensive.(高くない。)

「そんなに」を入れた文:

It’s not so expensive.(そんなに高くないよ。)

普通の文:

It’s not hard.(難しくないよ。)

「そんなに」を入れた文:

It’s not that hard.(そんなに難しくないよ。)

普通の文:

It’s not hot today.(今日は暑くない。)

「そんなに」を入れた文:

It’s not that hot today.(そんなに暑くないよ。)

日常会話で特によく使われるのは「that」です。

例えば:

  • The test wasn’t that hard, after all.(結局、そのテストはそんなに難しくなかった。)
  • It’s not that serious, you can relax.(そんなに深刻ではないから、リラックスしていいよ。)
  • The room wasn’t that clean.(部屋はそれほどきれいではなかった。)
  • She didn’t seem that upset about it.(彼女はそれについてそんなに動揺しているようには見えなかった。)

「That」は強調にも使われます。

「That」は否定文では「そんなに~ない」というやわらかい表現になりますが、肯定文や疑問文では「そんなに」という強い強調になります。例えば、「You paid that much for it!!」は「そんなに払ったの!!」と強調しています。

他の例文:

  • I can’t believe it’s that late already! (もうそんなに遅いなんて信じられない!)
  • Do you think it will be that easy? (それがそんなに簡単だと思う?)
  • Why is this book that popular? (どうしてこの本はそんなに人気があるの?)
  • Why are you that worried about it? (どうしてそんなに心配しているの?)
  • I didn’t know he was that talented. (彼がそんなに才能があるとは知らなかった。)
  • I can’t believe the news was that shocking. (ニュースがそんなに衝撃的だったとは信じられない。)

否定文で「そんなに」を使う場合は比較的弱い表現ですが、肯定文では「そんなに…!」として強い強調になることを覚えておきましょう。

動詞で表現する「そんなに」「それほど」

動詞で「そんなに」「それほど」を表現するときには二通り表現があります。

I don’t really +動詞

I don’t 動詞+ (that)much

  • I don’t really drink  「私はそんなに飲まない」
  • I don’t drink much. 「私はそんなに飲まない」

どちらも同じ意味になります。

例文

I don’t really +動詞:

  • I don’t really drink. (そんなに飲まない。)
  • I don’t really go out. (そんなに外出しない。)
  • I don’t really worry. (そんなに心配しない。)
  • I don’t really study. (そんなに勉強しない。)
  • I don’t really argue. (そんなに議論しない。)

I don’t 動詞+ (that) much:

  • I don’t eat that much. (そんなにたくさん食べない。)
  • I don’t sleep that much. (そんなにたくさん寝ない。)
  • I don’t talk that much. (そんなにたくさん話さない。)
  • I don’t work that much. (そんなにたくさん働かない。)
  • I don’t travel that much. (そんなにたくさん旅行しない。)

もう少し長めの例文

I don’t really +動詞:

  • I don’t really drink coffee, I usually prefer tea. (コーヒーはそんなに飲まない。普段はお茶が好き。)
  • I don’t really play sports, but I like to walk. (スポーツはそんなにしないけれど、散歩は好き。)
  • I don’t really listen to pop music, I prefer jazz. (ポップミュージックはそんなに聞かない。ジャズの方が好き。)
  • I don’t really cook, usually I get takeout. (料理はそんなにしない。普通はテイクアウトを取る。)

I don’t 動詞+ (that) much:

  • I don’t travel that much, but I love reading about different cultures. (そんなに旅行はしないが、異文化について読むのが好き。)
  • I don’t eat out that much, I enjoy home-cooked meals. (そんなに外食はしない。家庭料理を楽しむ。)
  • I don’t buy clothes that much, I believe in sustainable fashion. (そんなに服を買わない。持続可能なファッションを信じている。)
  • I don’t change my phone that much, I use it until it breaks. (そんなに携帯を変えない。壊れるまで使う。)

まとめ

この記事では、「そんなに」「それほど」という表現を学びました。

形容詞では、弱い意味で「そんなに~ない」という表現に「that」がよく使われます。

一方、肯定文で「そんなに~の!」という強い意味を表す場合も「that」が使われます。

動詞を使った「そんなに」「それほど」の表現には、二つの形式があります。

一つ目は「I don’t really +動詞」、二つ目は「I don’t 動詞 + (that) much」です。

これらの表現を使えることによって、より豊かな表現が可能になります。

この文法はすぐに自分の英会話に反映できると思います。まず、何個か自分の文章を作ってみましょう。

どんな文法でも、自分が使いたい表現で活用しなければその文法を活かすことはできません。

すぐ会話で使う前に、自分の言いたいことを文章化しましょう。この方法については以下の記事で、文章化の方法を学ぶことができます。

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