Chat GPTとは?
ChatGPTは、OpenAIという会社が作った会話型のコンピュータープログラムです。ユーザーの質問に答えるだけではなく、さまざまな話題で会話ができます。まるで自分専用の優秀なアシスタントを持ったような感覚です。
これは、今後の英会話学習において重要なツールとなるでしょう。そして貴方のベストフレンドになっていくでしょう。
ChatGPTに今から慣れておくと、英語の学習はもちろん、生活の様々なシーンでの活用が期待できます。
このツールを活用しないと、多くの機会を逃してしまうかもしれません。さあ、今すぐにでも使いこなしていきましょう!
Chat GPTを英会話でどう活用できるか?
まず、ChatGPTを英会話学習にどのように活用できるか、以下の4点にまとめてみました。
- 英文の添削: 自分で書いた英文をChatGPTに見せて、間違いや改善点をフィードバックとして受け取る。
- ロールプレイ: 実際の会話の練習のために、特定のシチュエーションやキャラクターを想定してChatGPTと会話する。
- 文法・語彙のチェック: 不明な単語や文法の疑問点についてChatGPTに質問して、すぐに答えを得る。
- 発音の練習: 書いた文章を音声に変換するアプリと組み合わせて、正確な発音を確認する。
今回は、これらの中から特に「英文の添削」に焦点を当てて説明します。
他の項目については、今後のブログ投稿で詳しく紹介予定です。
なぜ英会話で英文の添削が必要か?
まず、英会話の学習で英文の添削がなぜ大切かを理解していただきたいと思います。
英会話レッスンをする上でとても大切なのは「話すための準備」です。
多くの英会話スクールでのレッスンは行き当たりばったりの会話になっていると思います。
たまには、自分の英会話力で乗り切るのも良いのですがそれだけを続けてもなかなか上達ができません。
何が大切かは、自分が話したいテーマを事前に決めて、そのテーマで文章を用意することです。
詳しくは以前の投稿を参照してください。↓
自分が話したいテーマを決めて文章を準備した後にChat Gptに添削をしてもらいましょう。
ChatGPTに添削してもらう注意点
ChatGPTに文章を添削してもらう際、指示としての「プロンプト」は非常に重要です。
正確で具体的な指示を与えることで、より適切な訂正が得られます。
特に、自分の英語レベルに合わせてChatGPTに文章をチェックしてもらう点が重要です。
単に「英文を訂正してください」と要求すると、高度な英語での訂正が返ってくる可能性があります。
しかし、そのような英語をただ丸暗記するのは、英会話のスキル向上には効果的ではありません。
英会話を身につける上で大切なことはまずシンプルに話すことを心掛けることが大切です。
つまり、難しい単語は避けて簡単な単語を使い表現することです。
では、ChatGPTにどんな指示を出せば、自分に合った英語で訂正してもらえるでしょう?
答えは、CEFR(Common European Framework of Reference for Language)の指標を使うことです。
CEFRとは、、、、
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages、欧州共通参照枠)は、言語学習、教授、評価のためのガイドラインを提供する国際的な標準です。このフレームワークは、言語学習者の能力を評価し、学習者や教師、研究者が異なる言語資格やテストを比較するのに役立つように設計されています。
CEFRは、A(基本ユーザー)、B(独立したユーザー)、C(熟達したユーザー)の3つのレベルに分けられています。これらの各レベルはさらに2つのサブレベル(例:A1, A2, B1, B2, C1, C2)に分割されており、学習者の言語能力をさらに具体的に示しています。
CEFRは、多くの国々や教育機関で言語の能力を評価する基準として採用されています。
CEFRの各レベルを簡単に説明すると
A1 (初級1): 基本的な日常会話や簡単な質問ができる。
A2 (初級2): より多くの日常的な会話ができ、簡単な文を理解・作成できる。
B1 (中級1): ある程度の複雑なテキストを理解し、自分の意見を表現できる。
B2 (中級2): 主要なテーマに関する詳細な議論ができ、多くの文を理解・作成できる。
C1 (上級1): 難しいテキストを理解し、流暢に話すことができる。
C2 (上級2): ほぼネイティブ同等のレベルで、高度な文章を理解・作成できる。
私たちの学校では生徒さんが、まずA1かA2で話せることを目指します。A1/A2でも基本的なことはしっかり言えるので、A1/A2レベルの英語が流暢に口から出てくることによって会話は成り立ちます。
初心者の方はまずA1/A2だけで添削してみましょう。
大体のことを簡単な英語で言えるようになったらB1の英語で添削してみましょう。
添削結果の内容が9割以上理解できるなら、その内容を英会話で話してみましょう。
私はA1~B1までの範囲で英会話が出来れば十分だと思います。
Chat GPTの具体的な指示(=プロンプト)
生徒さんに使ってもらいたいプロンプトをここで紹介させていただきます。
ChatGPTの入力ボックスに以下のプロンプトを入れ、貴方の文章とCEFRレベルを入れるだけです。
このプロンプトをどこかに保存して毎回英文の添削に使ってください。
あなたは英語の先生であり、私は日本人の生徒です。
英語の添削をお願いします。
CEFR(Common European Framework of Reference for Language)のレベル標準で文章を直してください。
ステップの指示に従い添削をお願いします。
#文章
Today, I go to work by train, it was very crowded, like sardines in can. Office was cold, I forget to bring my jacket. Many meetings, makes me very tired. Lunch, I ate at usual ramen shop, it taste always good. In evening, boss ask me to do overwork again. But after work, I meet friends for quick drink at izakaya. It was fun and makes forget stress. I come back home late, wife already sleep. Tomorrow, I hope less busy.
#CEFR
A2
#ステップ
{文章}を{CEFR}で指定されたレベル学習者向けの単語、文法を使用して、英会話で使える会話に英語でリライトしてください。
不自然な文章だけを直してください。
修正した場合はその理由も教えてください。
リストを使って、添削してくれた部分と添削理由を日本語で教えてもらえますか?
上のプロンプトには生徒さんの文章とCEFRをA2に設定されています。
自分が使う場合は#文章と#CEFRを自分に合わせてください。
ChatGPTに上のプロンプトで送ってみるとこのような回答が返ってきます。
添削後の文章:
Today, I went to work by train and it was very crowded, like sardines in a can. The office was cold, and I forgot my jacket. I had many meetings and felt very tired. For lunch, I ate at my usual ramen shop. It always tastes good. In the evening, my boss asked me to work late. After work, I met friends for a drink at an izakaya. It was fun and I forgot about my stress. I got home late and my wife was already asleep. I hope tomorrow is less busy.
添削理由:
- ”I go” → “I went” 理由: 過去の出来事を示すため。
- “like sardines in can” → “like sardines in a can” 理由: 正確な比喩を用いるため。
- “I forget to bring my jacket.” → “I forgot my jacket.” 理由: 過去形と簡潔な表現を使用。
- “Many meetings, makes me very tired.” → “I had many meetings and felt very tired.” 理由: 文の構造を自然にするため。
- “it taste always good.” → “It always tastes good.” 理由: 正しい文法と語順を使用。
- “boss ask me to do overwork again” → “my boss asked me to work late” 理由: 適切な時制と表現を使用。
- “I meet friends for quick drink at izakaya.” → “I met friends for a drink at an izakaya.” 理由: 過去形と正確な冠詞を使用。
- “makes forget stress” → “I forgot about my stress” 理由: 文を自然にするため。
- “wife already sleep” → “my wife was already asleep” 理由: 正しい時制と主語の使用。
上記の修正は、CEFRのA2レベルの語彙と文法を基準にしています。
いかがでしょうか?
文章はあまり変わっていません。これでいいのです。
あまり、自分の文章が変わっていると覚えることが多すぎて話すことが難しくなります。
もしこの英語がすらすら話せるのであれば、設定をB1にしてもいいかもしれません。
しかし、まずシンプルに流暢に話せることを目指しましょう!
Chat GPTを始めて使う方
ChatGPTを初めて使う方へ、ステップバイステップでの使い方を以下に示します:
- アクセス: OpenAIの公式ウェブサイトや利用しているプラットフォームにアクセスして、ChatGPTのページを開きます。やホームページ: https://chat.openai.com/
- アカウント作成: まだOpenAIのアカウントを持っていない場合は、アカウントを作成します。アカウントにはメールアドレスやパスワードなどの基本的な情報が必要です。
- ログイン: 既にアカウントを持っている場合は、ログインします。
- 利用規約確認: ChatGPTを利用する前に、サービスの利用規約やプライバシーポリシーを確認し、同意する必要があります。
- インターフェース: ChatGPTのメインインターフェースには、入力ボックスが表示されています。このボックスに質問やコメントを入力することで、ChatGPTとの対話を始めることができます。 インターフェースはこんな感じです。↓
6. 質問の入力: 入力ボックスに質問やコメントを入力し、「送信」ボタンをクリックします。
7. 回答の受取: 数秒後にChatGPTからの回答が表示されます。回答に応じて、さらに質問をしたり、新しいトピックを開始したりすることができます。
マスターオンラインのレッスン
マスターオンラインのレッスンでは、さまざまな話題を通じて自身の思いや経験を英語で表現する機会が増えます。
私たちの独自のテキストは、各話題に合わせて重要な文法ポイントを組み込んでいます。
このアプローチにより、文法を自然に身につけながら実際の英会話の練習が可能となり、効果的な学習が期待できます。
レッスン内では、二つのストーリーを文章化し、ChatGPTを用いての添削の後、実際の英会話に挑戦します。
そして、定期的に私自身がコーチとして、生徒の皆さんの進捗を確認し、最適なアドバイスを提供させていただきます。
実際に多くの生徒から、他の英会話スクールとは一線を画す実感ある上達を体験しているとの声を頂戴しています。
興味を持たれた方は、トライアルレッスンをお試しいただくことを心からおすすめします。トライアルのお申し込みは以下のリンクからどうぞ。
トライアルの申し込みはこちらから。↓
まとめ
ChatGPTは今後生活のさまざまなニーズに使われ、私たちのベストフレンドになっていくでしょう。
英会話で使うときには自分の文章をまず添削してもらいましょう。
添削してもらうときに重要なことは自分の英語力に合ったレベルで添削してもらうことです。
CEFR標準をプロンプトに入れましょう。
添削を読んで9割分かれば、その内容を英会話で発表していきましょう!
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