オンライン英会話、なぜ9割が挫折をするのか? 知らないと挫折する

多くの人がオンライン英会話の受講を始めても、挫折することは珍しくありません。

実際には、成功する人よりも挫折する人の方が多いのが現実です

実はオンライン英会話を一年継続できる人はわずか5.8%しかいないとMMD研究所がデータを出しています。

半年で半分以上が挫折してしまい、9ヶ月継続する人は9.6%です。

MMDの調査によりますと辞めた理由は「通うのが面倒になった」「費用がかかるから」「時間がなくなった」という理由が挙げられます。

なぜここまで多くの人が挫折をするでしょうか?そしてオンライン英会話で成功するためにはどうすればよいのでしょうか。これらの点について探っていきましょう。

目次

挫折する理由 ① 英会話取得に必要な時間はどれぐらい?

英会話を始める際、どれだけの労力、時間、そして費用が必要なのか、多くの学習者は事前に知っていますか

実は、ほとんどの英会話学校はこの点については触れていません。

なぜなら、英会話業界はできるだけ多くの生徒を獲得したいため、英語学習には相当な労力、時間、費用が必要であるという事実を最初から敢えて言いません。

よく言われるのが「3000時間の学習が必要」ということです。これは、毎日3時間を3年間続けると3000時間になりますが、正直、非現実的で多くの人が挫折してしまうでしょう。

しかし、この3000時間は日本でよく用いられるもので、その算出方法には疑問があります。

世界的には、CEFR (Common European Framework)という英語の基準があります。

この基準では、上級レベルに達するまでに必要な時間は約1000~1200時間とされています。

CEFRとはヨーロッパ評議会が開発した言語能力のレベルを測定・評価するための国際的な基準です。A1(初級)からC2(熟達)までの6段階に分けられており、言語学習者の聞く、話す、読む、書くの各能力を評価します。

なぜ、3000時間という数字が出てくる理由は、日本語は英語と全く違う言語であるからだと言われています。

ヨーロッパの多くの言語が英語と似ているため、CEFRはヨーロッパ基準であると言われています。

しかしヨーロッパ外で英語を話す人口はそれより多く、彼らが全員3000時間も費やしているとは考えにくいです。

私が英会話講師として20年間教えてきましたが、生徒の学習時間と英語能力は世界の基準に合っていると思います。

また、初めから上級者レベルを目指す必要はありません。

中級レベルに達するだけで、英語は十分役立ちます。私が言う中級はCEFR B1レベルです。

B1に達するとこのような英語力がつきます。

「仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。」

British Council Japan からの引用

B1 レベルに到達すれば、十分な英語力があると言えます。

海外移住や外資系企業で日常的に英語を使用する必要が出てきた場合は、さらに高いレベルを目指せばいいでしょう。

初心者にとって現実的な目標設定が重要です。

では、B1レベルに到達するにはどれぐらいの学習時間が必要でしょうか?

その答えは、1年間で350時間です。 (引用: Cambridge English)

多くの日本人は学校で6年間英語を学んでいますので、全く基礎がないわけではありません。

そのため、私の経験ではB1レベルに到達するには約300時間が必要です。

1日当たりの学習時間としては、1時間未満です。

ストイックに毎日1時間英語学習を1年間するともちろん365時間になりますが、あまりストイックになってもいけません。

休みも入れて学習していただければ、300時間は現実的です。これは挫折せずに達成できる現実的な目標です。

そのため、私の学校では1年間を目安に、初心者をB1レベル相当の英語力に導くことを約束しています。

1年間毎日1時間の勉強は可能ですか?Yes or No?

英会話学校が1年以内に挫折した人々に、毎日1時間の勉強が英語習得に必要であると説明していると思いますか?恐らくされていないでしょう。

初めから具体的に1日1時間というノルマを設定していれば、無駄に英会話学習を始めることはないと思います。

少なくとも、毎日1時間勉強する覚悟を持っている人たちが集まるはずです。

9割以上の人が挫折する主な理由は、この明確な目標が設定されていないからだと思います。

人は具体的な目標があると、よりモチベーションが高まります。

この記事を読んでいる方は、過去に英会話で挫折し、再挑戦を考えている方、または英会話を始めようとしているが挫折したくない方だと思います。

そうであれば、自分に1日1時間、1年間英語学習に費やす覚悟があるかをじっくりと考えてみてください。

挫折する理由 ② 英会話をやる理由

最初に述べた通り、多くの人が「通うのが面倒」「高い費用」「時間の不足」を理由に英会話を挫折しています。

これらの理由は、実際には英語学習の優先度が他の事に比べて低いということに他なりません。

しかし、毎日1時間の学習は大変かもしれませんが、不可能ではありません。

一度に1時間勉強するのではなく、スキマ時間を活用(通勤の30分、休憩の15分、就寝前の15分)などを使って合計1時間の勉強時間を作ることができれば問題ありません。

英語学習の優先度を高く持つ為に自分にとっての英語学習の理由を明確にしましょう

人によって異なる理由があるかもしれませんが、日本の現状を考慮することも重要です。かつては趣味や旅行目的で英語を学ぶことが多かったですが、今では英語が必要な状況になっています。

多くの途上国の人々は生活する上で英語が必須であり、英語を話す人が増え続けます。

現在、日本の一人当たりGDPは32位で、韓国や台湾と同じレベルにあります。

円安の進行により、国として外貨を稼ぐ必要が出てきています。

近い将来、英語を話せることが当たり前のスキルになるでしょう。

日本の産業構造も大きく変化し、観光産業が最大のビジネスになる可能性があります。

インバウンド需要に応えるためにも、英語ができることはさまざまなチャンスをもたらすでしょう。

1年間英語を学ぶことで、将来ずっと使えるスキルを身につけられると思います。

挫折する理由③ オンライン英会話で成果が上がらない

MMDの調査によると英会話を挫折する主な理由の一つに「成果が得られない」と感じる人が多いことが分かります。

その不満にはさまざまな原因が考えられます。

  • 英語の聞き取りが難しい
  • 会話がうまく伝わらない
  • 会話の内容が思いつかない
  • 常に同じ表現ばかり使う
  • 会話が広がらない
  • 緊張してしまう
  • 話す機会が少なく、聞き役になる

これらの問題に一つずつ対処するのではなく、全てを解決する効果的な方法があります。

それがジャーナリングです。

これは、特定のテーマに基づいて自分の考え、感情、経験、意見を書き出すことです。

言い換えれば、レッスン前の準備作業です。

準備なしに英会話に臨むとことは、アウトプットだけに焦点を当てていることになります。「話せば上達する」のは誤った考え方です。

多くの人がこの考えでレッスンを始めますが、すぐに成果がないことに気づくと思います。

上達を感じれない理由は話すために十分なインプット(単語力と文法力)が無いからです。

単語と文法の知識がない状態で話しても、自分が言いたいことのほとんどを表現することはできません。

ただし、インプット重視の学習法だけに偏るのも問題があります。中学や高校での経験がそれを証明しています

英会話が上達する方法はたった一つです!

重要なのはインプットとアウトプットを結びつけることです。

この結びつけの練習法がジャーナリングなのです。

ジャーナリングとは自分の言いたいことをテーマに基づいて、文章化する練習です

スピーキングよりも、ゆっくり自分の言いたいことを考え、英語で表現ができるため、学んだ単語や文法を活用することができます。

重要なのはインプットした内容をすぐにジャーナルに反映させ、そして最終的にレッスンでアウトプットし、確実に身に付けることです。

つまり、インプット(単語・文法の学習)とアウトプット(英会話でのスピーキング)の間に一つのステップを加えることが需要です。

インプットする際に、それをどう自分のジャーナルに反映させるかを常に考えましょう。

ジャーナルに書く内容は様々ですが、重要なのはそれが自分に関連することです

インプットする目的は、単にテストのためや暗記のためではなく、自分の言いたいことをより上手に表現する手段として結び付けることです

ジャーナリングの過程は以下の通りです。

  1. まず、話す課題を選びます。その課題に基づいて文章を書きます。
  2. 書き出した内容をAIに添削してもらい、正しい英語にしてもらいます。
  3. その後、書いた内容のキーワードを抽出します。その抽出した内容を頭に思い浮かべて、英語を声に出してプレゼンをするかのように練習します。

ここで注意点は書いた内容をただ読み上げてはいけません。

キーワードを頼りに、言いたいことを頭に描いて、それを英語で言うことが最も効果的な練習法になります。

インプットとアウトプットを結びつけるアプローチ

当校の教材は、学習した単語や文法をジャーナリングに直接活用できるように構成されています。

また、これらのジャーナルを基にレッスンを行うため、会話力の着実な向上が期待できます。

英会話の学び方に迷っている方、挫折を経験した方にこそ、ぜひ当校のトライアルレッスンをお試し頂きたいです。

当校では、一人ひとりの生徒に専任のコーチと講師を配しています。

大手では実現しにくいこのパーソナルなサポート体制により、生徒の皆さんの上達を最優先に考えています。

現在、当校で1年間継続して学習する生徒の割合は87%に達しています。

私たちはこの数字を90%、さらには100%に近づけるよう、日々努力を重ねています。

トライアルレッスンのお申込みは、LINEでのご登録後、「トライアル希望」とメッセージを送ってください。

1年後、英語を自在に操るあなたになりましょう!

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まとめ

多くの人がオンライン英会話を始めても、途中で挫折することがよくあります。

その理由はさまざまですが、まず重要なのは、英会話を成功させるためには、約300時間(1日1時間を1年間続ける)の学習が必要だということを理解しておくことです。

次に、英語学習を始める具体的な目的を自分自身で明確にすることが重要です。

そして、英会話の上達に効果的な練習法として、ジャーナリングが推奨されます。当校のオンライン英会話プログラムは、初心者が1年間の学習で英語を話せるように設計されています。

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